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メンタルを筋トレする。

 私は普段から、何かやっていても勝手に次から次へといろんな考えやアイデアが次から次とわいてくる質で、一つことに集中することができない。最近ではこの状態を「リーキーアテンション」と呼んだりするらしいが。何かいいことを思いついたらやりたい気持ちを抑えられず、目の前のことをほっぽり出して別のことを始めたりしてしまう。

思いつきはいいのだが、それを実行し、成果に結びつけるだけの忍耐や集中力がない。アイデアを思いついたら最初はやる気満々で取りかかるのだが、やっているうちにまた新しいアイデアがわいてきて、すぐに飽きる。最後までやり切るということがないので、アイデアが形になったことがほとんどない(悲×100)。

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 このような私の性質は、ネガティブな感情がわき出てきた時がとくにやっかいで、それが私の弱点でもある。思い浮かんだ考えに即座に飛びつきやすいということは、ネガティブな感情がわいてきた時にも容易にそれに支配されやすいということでもある。

 スノーボードをやっているとこれがマイナスに働くことも多い。私は少しでもうまくいかないことがあると、「どうせ無理」と即座に諦めスイッチが入り、すべての気分やエネルギーが根こそぎそっちのモードに持っていかれてしまう、という現象がよく起きる。「どうせ無理」モードに支配されてしまうと、全身は脱力し、すべてがどうでもよくなる。投げやりにもなる。
 ネガティブな感情に気を取られて、目の前の練習に集中できない。これでは身につくものも身につかないではないか。

 正直、スノーボードの上達や成長を阻害している要因があるとすれば、こういうメンタルの使い方にあると思う。技術や練習の仕方どうこうの話ではなく、メンタルのトレーニングが今一番の課題だと思う。

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 そこで。スノーボードシーズンが始まるまでの約3ヶ月間、私はメンタルトレーニングの強化を行うことにした。あんまりたくさんのことをやろうとすると続かないので、以下の二つを行う。

① マインドフルネス(瞑想)
 朝晩の2回。5分ずつ。
 マインドフルネスはメンタルの筋トレと言われている。人間の脳というのは、油断すると簡単に注意や思考がさまようようになっている。呼吸に意識を向け、別の考えが浮かんできたり、注意が逸れたことに気が付いたら、そっとまた呼吸に意識を戻す。私の場合は、呼吸に意識を戻す時に「呼吸に集中」と頭の中で唱えるなど、かけ声のようなものがあるとよい。
 これにより、何か考えや感情が湧き出てきても、今集中すべきことに意識を戻す習慣を鍛えることができる。

② マルチタスク(ながら作業)をやめてシングルタスクを
 私は、何でも効率よくやろうとして複数の作業を同時に進めようとする癖がある。でも、いろいろと手を出しすぎるあまり結局全部終わらないし、脳に負担がかかってミスが起こるしで、逆に非効率である。
まず一つ、最初にやると決めたことをやり切る。家事でも仕事でもスマホでも何でも。途中で目についたりやりたいと思ったことがあっても、最初にやると決めたことをやり切るまではスルーする。とにかく、一つのことを終わるまでする練習をする。



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日常生活の中でメンタルはいくらでも鍛えることができる。家事でも掃除でもスマホでも何でも。実は、日課や習慣など日常的にやっていることの取り組み方が、そのままスポーツや仕事への取り組みに連動すると思うのだ。

 ネガティブな出来事に対してネガティブな感情がわき起こることは人間として自然な反応である。それをかき消そうとしたり、なかったことにする必要はない(というかそれは無理である)。

 そうではなくて、ネガティブ感情に意識を向けていることに気づいたら、自分が本当に集中したいことに意識を向け戻す。それはメンタルの使い方の問題なので、トレーニング次第でいくらでも鍛えることができる。

 ここに書いてしまったからにはやるしかなくなった。というか、やるしかない状況を作るため、決意表明のためにここに書いたのでやりますね。私は最近やるやつやからね。

 読んでいただきありがとうございました。𓅯 ⸒⸒

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