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「いなり、こんこん、恋いろは。」というアニメを見ました

 伏見稲荷には2回ほど訪れたことがあるのですが、そこでポスターを見かけて気になっているアニメがありました。

 伏見稲荷が舞台らしいというだけで気になるし、絵もとても綺麗だったので何かの機会に見られたらいいな~なんて思っていたのですよね。

 そして普段サブスクに入らないわたし、少女終末旅行がどうしても見たかったのがきっかけでとうとうdアニメストアに加入し、ついにその「何かの機会」が訪れた!(去年10月の話だけど)


 ということで、いなり、こんこん、恋いろは。を昨日と今日で一気見したので、折角なので感想などを残しておこうと思います。
 ネタバレあるよ!


***

 内容は終盤まではスタンダードな学園ものという感じで、スタンダードだからこそ心落ち着けて楽しめました。
(あんまりにも急展開だったり劇的すぎたりすると、こちらの心を持っていかれすぎて、面白いけど疲れちゃうことってあるじゃないですか。)

 中学生の女の子が主人公だし恋愛がテーマなので少女漫画っぽくもあるなと思ったけれど、原作はKADOKAWAなのですね。対象としては男性と女性どちらなんでしょうね。まあ男性向き・女性向きの2択に分けられない作品もあるだろうし、面白かったからいっか!


 そして設定とかが個人的にとても好きだった!

 まず伏見稲荷が舞台で、そこに神様がいて…っていうのだけで大好物なんですが、なんの変哲もない私は神様にとって特別な存在で、ある日不思議な能力を授かって昨日までの日常がちょっと変わっていく…なんてすごくわくわくしませんか!?

 普段自分が誰かにとって特別な存在であることとか、今日までそして明日からも続いていく日常が突然がらっと変わる事なんてそうそうないじゃないですか。だから物語の中だけでもそういう展開を期待してしまうんですよね。
 いなりこんこんはまさにそういう展開だったので俺得!と思いました。


 ポスター見た時も絵が綺麗だなという印象だったけど、作画も安定して美しかった。ていうかもう9年前の作品…。

 伏見稲荷の背景とか、木漏れ日の陽と影の描き方がとても美しかったです。
 なんというか、個人的にこんな写真が撮りたいんだよな~と思うような光の描き方だった。光が美しい作画でした。


 OPも結構ぬるぬる動く感じで作画に力が入っているんですが、一人作中で登場しない人物(神?)が描かれていたような気がするのです。

 サビで狐が小さい男の子に返信するシーンあるじゃないですか、彼が本編で出てきていないような気がして。
 わたしはいなりちゃんの頭にいつも乗ってる子じゃないかなぁと睨んでいるんですが、どうでしょう?


 そして普通の学園ものだと思って見ていたら、ラストであまりにもあっさりといなりちゃんとうか様が会えなくなるので驚きました。

 神通力を返したらもういなりちゃんにうか様の姿が見えなくなると作中で説明はされてたのですが、なんらかの都合でまだ友達でいられるんじゃないかと淡い希望を抱いていたら…。

 いなりちゃんという普通の人間が神様と心を通わせられた、約半年ほどの奇跡のお話だったのですね。切ない…。

 でもいなりちゃんの中にはうか様と過ごした思い出がちゃんとあって、姿が見えなくなっても自分が見守られていることを感じていて…。
 立場が違っても、意思疎通ができなくなっても、お互いに思い合えるのは素敵ですね。

 お兄ちゃんの方はまだうか様の姿が見えるんですよね。
 それがいなりちゃんにうか様の記憶が残っている理由でもあったりするのでしょうか?


 Wikipediaでうっすらネタバレを見てしまったのですが、原作はもう少し先まで続いているようですね。
 普通の学園ものとはまた違う興味深い展開のようなので、原作買っちゃおうかな~と思っております。


 面白かったです!
 今後もいろんなアニメ作品に出会っていきたいなと思いました。

 そしてdアニメストア、おまえはは最高だー!

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