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#04 食卓に春がくる

私の身体がちぢこまって
カチコチ。
そろそろ起きなさーい!
もう春はそこまで来ているよ〜

春に向けて、自然は刻々と準備を始めている
そろそろ私たちの身体も春の準備をしないとね。
我が家の食卓にも春を呼び込んで、眠っていた身体を起こすとしよう。

カチコチの体に溜まった老廃物をデトックスし、サラサラっと血と気を身体中に巡らせなきゃ。そう、雪解けのように。

そのためには、肝臓が弱っていてはダメ。解毒作用や胃の消化酵素を作る肝臓が元気に保たないといけない。
薬膳は基本的に旬の食材を食べれば、その時期、特有の健康トラブルを予防してくれる。

八百屋に行けば、みずみずしく香りも高く、柔らかい春野菜たちが、勢揃いしている。
新キャベツに新玉ねぎ、新じゃがいも、菜の花に山菜…
イキイキとしていて眩しい春野菜。やっぱり野菜も若いのはピチピチしてる。
地元で採れた旬の野菜が、食卓に並ぶだけで、五感を呼び起こしてくれる。

地元で育ち収穫し、食卓に来るまでを考えると…
フードマイレージ(輸送量に輸送距離を乗じた指標)も短い。
そして旬に収穫しているので、カーボンフットプリント(食料のライフサイクル全体のCO2排出量)も低い。
環境への負担も少ない。

原油が上がり、ハウス栽培の農家さんの経費が嵩み、悲鳴を上げているが、私たち消費者がいつでも同じものが手に入るという考え方をちょっと見直した方がいいと思う。
ウクライナ情勢もどんどん酷くなって、もっともっと原油も高騰しそう…今までの消費のあり方を見直さないと、私たちのまわりでも、食材の取り合いになって小さな戦争が起こりそうだ。
もっと自然に寄り添い、シンプルな循環で、環境にも、生産者さんにも、私たち消費者の身体にも良い、みんなが幸せで笑顔になれる…
そうなるように、みんなが
今日、食卓に載った食材は、どこからやってきて、どうやって育ってきたのか、ちょっと考えてみようよ。


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