日本の呪いがとけるとき

魔法使いやヒーローが現れて国の呪いを解く。


ディズニーでも有名な眠り姫、白雪姫、シンデレラ、絵本の定番桃太郎、それからアンデルセンでは白鳥の王子などなど、、、

幼い頃読んだ記憶の残っているお話はありますか?

自分の活動から振り返り、今はまさにそんな時代なのだろうと認識しています。

ユングの心理学では、無意識について、そしてお集合的無意識という言葉が使われることがあります。

おとぎ話については元型、アーキタイプということばで、人類共通のイメージや概念のことと説明されたりします。

この子育て支援というカテゴリの社会的な活動を実践してきて、次のような過程を経てきました。

○ネウボラやアドラー心理学という新しい知識の普及啓もう活動

○ネウボラやアドラー心理学という知識の実践化

○ネウボラやアドラー心理学という思想の大衆化 ☚ 現在このステージになるかと思います。

と、いった一連の活動を経て、振り返り、

あの時は、え?!そんなこと信じられない?!とか、そんなことできるわけがない、とか否定されるようなことも、大衆化されていき、意識付けされることで集合的無意識が大きく転換されての今ココと捉えています。

ん?ネウボラなのにアドラー?

と思った方、ちょっとご説明。

ネウボラというのはフィンランドの子育て支援施設のことではありますが、そもそもそこで何をしているかというと、来談者による主体的な解決の実践なので、そのフィンランドの思想の根底のベースがアドラー心理学かどうかといえば、文化的なところが大きいのですが、私が活動するうえでは、実践に適しているアドラー心理学のエッセンスを用いています。

さて、話を戻しますと、この数年間の活動を振り返ると、ネウボラとアドラー心理学という2つの思想の啓もう活動であったということができます。

と、いう過程を実体験として経てきたことから、今日のこのユング心理学のいうところの集合的無意識のたとえの一つとしての【呪い】というキーワードを思いついたわけでした。

たとえば、眠り姫や白雪姫であれば、【王子のキス】という非常にわかりやすいシーンにより、呪いがとかれますよね。

ヒーローが現れて、呪いがとけて、幸せな国になる

という表現が一般的かと思います。

ではまず、この王子のようなヒーローが現れますよね。

そこに立ちはだかるのは【呪い】なのです。

集合的無意識としての【呪い】が従来の思想や哲学、知識や文化に相当するのではないかと私は考えました。

そして、それを打ち破るストーリーを持ったヒーローが【キス】という従来なかった刺激的なアクションを取ったことにより、それを知らなかった人たちに【覚醒】を促します。

【覚醒】から何が起こったかというと大きな意識の転換が生じますので、それが市民レベルの意識に到達した時、ついには【呪いがとけた】という状況が生まれるのではないでしょうか。

恐らく、人間の世界や社会というのは、そういう文明開化の繰り返しなのであり、そのパターン化された私たちの認識として残る昔話が集合的無意識としてのこのようなおとぎ話に残っているのではないかと私の考察するところです。

知識という新しい【刺激】、そこからの認知を通しての【覚醒】を経て、集合的無意識としての【呪い】がとけて次の時代を迎えていくのでしょう。

学校で習った日本というのは、とても文明的で最先端の思想で最先端の経済大国だと学んで実際にそうなのだと思っていたのですが、実際にはまだまだ、思想も経済も社会も文化も発展途上なのであり、このようなおとぎ話的なパターンをまだまだ繰り返し、新しい文明をつないでいけるのではないかと思います。

ようやく日本においても、ここにきて深まるコロナ禍の深刻な社会課題から、フェミニズム、ジェンダーといった人権的な視点の意識化に向かっている変化を感じるところになりました。

いよいよ古き【呪い】はとけ、【覚醒】した私たちは、新たな【幸せな国】へと変化を遂げることができるのではないでしょうか。

え?ヒーローは誰だって?

それはもちろん・・・。

・・・

・・

これを読んでいるあなたです。

私たちはそれぞれに使命を持って生まれてきています。

あなたの使命はなんですか?

そのままのあなたのままで、そのままのあなたのスピードで、できることを見つけて実践する、あなたの命と人生はより素晴らしいものになる。

運命スイッチONになるような人生をぜひ見つけてくださいね。

この時代を切り開くヒーローは私でもあり、あなたでもある。

私たちひとりひとりが、この新たな時代の主人公でありヒーローなのです。

さあ、時代はここからいよいよ変化を加速させていくはずです。

一緒に新しい思想と文化を楽しむ未来を創りましょう♬

今日も、ここまでお読みいただきありがとうございました♬

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