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二刀流のススメ~リスクヘッジが重要な時代への備え

イラストレーター&コラムニストの陽菜ひなひよ子です。

二刀流といえば大谷サンのご活躍は日本人の誇りですが、実は恥ずかしながらわたしも、二刀流あるいは三刀流をモットーとしています。

一つのことを極めるのは素晴らしいことです。でも一つのことだけに依存してしまうと、それがうまくいかなくなるとダメージが大きいもの。一つのことに依存するのは危険です。

一つのことに依存しないためには、多くのことに分散して依存するのが正しいそうなのですよね。そこで、二刀流のススメなのです。複数の顔や職を持つことで、楽に生きられる上にさまざまな道が開けます。


ライター業を極めようと思った矢先に来た、イラスト講師の仕事


わたしは2006年にイラストレーターになりました。そのきっかけはなぜか「ライター教室に通ったこと」でした。詳細は割愛しますが、その後10年以上イラストをメインに仕事をしてきました。

SNSで繋がっている出版関係者(編集さんや書店営業さんなど)から、本を出さないかと声をかけていただき、コミックエッセイや文章がメインの本を出版したことから、わたしの人生はよくわからない方向へ転がっていきます。

特に文章は高く評価いただき、あれよあれよという間にいくつかの連載を持つまでに至りました。

中京テレビ『PS純金』ファンクラブ『PSくらぶ』会員限定コラム連載中
中日新聞APPROACHコラム「ナゴヤ愛はどこにある?」連載中
朝日新聞Web「ツギノジダイ」取材記事レギュラー執筆中
弁護士ドットコム・ニュース 取材記事執筆中

これ以外にも、現在いくつかのお話をいただいています。年明けにはさらに何本かのレギュラーが増える予定です。

この春ごろには完全にイラストの仕事とライター仕事の依頼数が逆転し、「もうイラストレーターは廃業してライター一本でやって行こうか」とまで考えていました。

ところが、これはわたしの「あるある」なのですが、「イラストレーターをやめようと考えているとイラストの仕事が入ってくる」のです。

その極めつけが、NHKカルチャーでのイラスト講座の依頼!!まさかわたしが?と本当に驚きました。

年明け1/28(日)よりスタート!第2・4日曜 13:00~15:00です。
12/1(金)より受付開始しました。

絶賛受付中です!

難しいノウハウではなく、時間がなくてもサッと気軽に絵が描けるようになる、という感じの教室です。わたしも以前描いていた絵日記。会社勤めをしていた頃には、お昼休みの10~15分程度で描いていました。

たとえばカフェで食べたケーキをお店でサッと描けるようになったり、その日のできごとを寝る前にササッと描けるようになったりするのが目標!

画材もなんでもOK!学生時代のパステルや色鉛筆、水彩やポスターカラーなどを引っ張り出して持って来てくださいと伝えています。画材って意外と長持ちするんですよ!


「一つを極める」より大事なこと


時代は「極める」ことを薦めています。ひとつ前の朝ドラ『らんまん』の万太郎や現在の『ブギウギ』のスズ子のように、「植物」や「歌」に特化できて、それが成功すれば素晴らしい。

でも、一つのことにしぼって成功できる人って、実はそんなに多くはないのではないでしょうか。一つのことに賭けて失敗したダメージは大きいです。

なんてカッコイイことを言っていますが、実はわたしは、求められるままに仕事を受けて来ただけなのです。自分でこうしようという強い意志は皆無。

ただ目の前の仕事を全力でやってきたおかげで、複数の仕事が「プロとして」通用するようになりました。「仕事として受ける」と、ものすごく成長できるんですよね。

最近では、イラストだけでなく文章も書ける、あるいは文章にイラストもつけてもらえる、と「どちらかが入り口」で「両方できる人」としての依頼が増えています。

これが「イラストだけ」「文章だけ」だと、多少無理をしてでも、条件的によくない仕事やストレスの多い仕事を引き受けなくてはいけなくなります。しかし、複数の入り口を持っていれば、入ってくる仕事量も倍になり、その分「自分が楽しんでやれる仕事」が増えます。

そんなわけで二刀流、オススメです!


もう12月!

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