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本が出版されるまで

4年前の秋に、一冊の本を出版した。

私のオット・宮田雄平は、高校生の頃にアトピーになった、いわゆる「成人型アトピー」。幼児期からのアトピーが、成長と共に改善することの多いのに対して、重症化しやすく、完治が困難だとされる。本書は、そんな成人型アトピーの闘病記である。

本の概要

現在はカメラマンをしている彼は、11年前の結婚時には会社員(SE)だった。とても責任感が強く、自分の中にため込んでしまいがちな彼。会社の激務に耐えるには、アトピーを根本から見なおすことが必要だと思い、結婚3年目の秋に、私にも告げず、突然自己流で、とある治療を始める。

一方、私の方は、アトピーに関する知識など皆無で、世間の方と同じように、かゆいだけの病気だと思っていた。なぜか急に寝込むことが増えたオット。「悪い病気で死んでしまうのでは?」悩む私にオットが打ち明けたのが「脱ステロイド」という初めて聞く言葉だった。

そこから夫婦二人三脚でアトピーと立ち向かう姿を、笑いを交えて軽妙に書いたのが本書。

この先は、出版に関する詳しい経緯と、企画会議に通った「キモ」となるサンプル原稿を載せています。

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