見出し画像

推しのファンミーティングへ参加できない理由

大変ご無沙汰しております。

私、実はSID(シド)というバンドのファンでして、以前はバンドのライブや新譜発売記念の握手会にファン旅行、ソロ活動のライブやディナーショーなどに参加しておりました。

今夏、久しぶりにボーカル氏がファンミーティングを行うという告知があったのですけれども、私は申し込みができないという事態に陥っております。
その理由を整理してみます。

1.先立つものがない

何より経済的な問題です。
今回のファンミーティングのチケット代は15,000円。
もちろん、久しぶりに生歌を聴くことができることを含め、内容は充実しています。
そもそも、申し込みをしても当選するかどうか。

ですが...
私は失業して1年と少し経ったところで、失業給付が終わった後は、わずかな貯金を取り崩しながら、知人からの作業依頼をいただいて細々とつないでいる状態。
教育訓練を受けたり、派遣社員の案件を含めて3桁の求人に応募しています。自立できる対価を受け取ることができるという条件。
スキルが足りないケースもあると思いますが、おそらく年齢の問題が現実的に大きいのでしょう。キャリアカウンセラーの方からも、実際のところはそれが大きいと言われています。

そんな状況ですので、行きたくても「先立つものがない」というのが最大の理由です。

2.曜日の問題

4会場で開催されますが、全て土曜or日曜or祝日です。
昨今、ライブ自体も多くの来場者の生活サイクルを考慮して週末に行われることが多いのですが、ファンミーティングももちろん同様。
ちなみに、東京は日曜です。

ただ、平日がお休みであったり、シフト制で自主的に休日を決めることができないというお仕事をなさっている方々もいらっしゃると思います。
現在の私の同居人も平日休みですので、私が探している仕事はそれが第一条件です。
申し込みをして、もしチケットが当選しても、万が一、仕事が見つかったときに日曜が出勤日であれば参加は難しい。
同じ職場で何年も勤務していれば相談できるかもしれませんが、現在4月で、この後にすぐ就業できたとしても7月に有給休暇はあり得ません。

そういう事情がありまして、2つめの理由はある意味、取らぬ狸のなんとやら。

3.自分自身の集中力

これは小さな心配事として。
ほんの1年前、私の支えになっている数少ない存在の中で、彼らは特に大きな2つの存在のうちの1つでした。
何年もの間、彼らのおかげで私は生きていて、私の中では彼らがきっかけになった小さな勇気やご縁の結果、現在の人のつながりや自身が形成できています。

でも、昨年6月に出会った現在の同居人と暮らし、日々の生活の中に(たぶん)「幸せ」(というものなのか...)を見つけてしまいました。
それは、ずっと未来まで信じられるかというと、実のところそうではないのですが、今この瞬間、目の前に慎ましく「存在する」ということを初めて経験しているのです。

要は、今の現実の生活に私が支配されすぎていて、何年もずっと大事にしてきた存在に集中できないのではないかという恐れが生まれているという。
最初にそのことに気づいたときは、自分に対して悲しいような、寂しいような気持ちになりました。
ですが、それは確実に私の中で領土を広げています。なんとも切ない。

まとめ

以上の理由で、今回は申し込みできそうにないのです。
締切日までは諦めきれないと思いますが
「現実を見るのだ!」
と何度も言い聞かせる日々が、しばらくは続きそうです。

ファンミーティングについてお知りになりたい方は、こちらをご覧ください。↓


サポートしてくださいましたらうれしいです。いただいたサポートは、今後の記事内容の質を高めるため、大切に使います。いつもご覧いただいてありがとうございます。