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第二の人生は耳飾りとして。

関西にいた頃、
もう関東へ引っ越すことがわかっていた頃かな。
友人と出かけた蚤の市で 見つけた、ヴィンテージボタンがある。

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アクセサリーにしたいなぁ、と思って
台紙ごと手元にお迎えしたんだけど、
なかなかどんな風にアクセサリーにしようか
デザインが思い浮かばなかったボタン。

このボタン、
どれくらいの時期のものかは 分からないけれど同じメーカーのものが1950年代のボタンとしてあったので、
もしも、同じ時期のものだったとしたら
70年も前のイギリスで生まれたボタン、ということになるんですよね。

70年もずっとどこかで、
大事に残されてきたボタンを
簡単にカタチにしてしまうのは、なんだかやっぱりどうしても嫌で、

自分が「これだ!」って、
納得できるデザインが浮かぶまでは
アクセサリーにできなくて、

本当は昨年のこの時期にも、
今年の春にも、向き合ってみたんだけれど、
アイデアが思い浮かばなかったので
そのまま そっとしまっていました。

だけれど、またもう一度
この秋に向き合ってみたら
それまで全然思い浮かばなかったのに、
かなり すんなりと、イメージが湧いてきて

手元にお迎えしてから
約2年越しに、ようやくカタチにできました。

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ボタン自体に歴史があるから
アンティーク感のある雰囲気で仕上げました。

ボタンの下で揺れるすずらんも
アンティークな雰囲気を出したくて
一度染めてから、
強度のために薄い絹の生地を貼り、
その後、カットしてから
再度、部分的に色を重ねています。

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それらをゴールドパーツたちとともに
ボタンの下で、ゆらゆらと揺れるデザインに。

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ゴールドパーツも、時間が経過したら
くすみが出て、アンティーク感が出たり、
布花のすずらんも、もちろん経年変化が楽しめるものなので、
ボタンとともに、これから長く愛される作品になってくれたら良いな、と思っています。

せっかく、とても長く
この世に生きてきたボタンだから
それだけで価値のあるものだけれど、
ずっと使われずに、残されてきたものでもあるので

ようやくこれから
耳飾りとして生まれてきて
第二の人生として
使ってもらえるんだったら
耳飾りとしての、これからの人生も、
長く、そして楽しく過ごしてもらいたいな、と。

台紙に、兄弟のようにくっついていたボタンたち、それぞれに、そんな願いを込めて。

わたしにとっては、
すでに、お気に入りの耳飾りですが
他のボタンたちも、誰かのお気に入りのひとつとして迎えてもらえますように。


そんな、こちらの耳飾りは
10/28(水)20:00〜販売開始です。

貴重なヴィンテージボタンを使っているので、再販はなく、数量限定です。

この機会にぜひお手元にお迎えいただけますように。


また写真の片耳についているレースは有無を選べます。

レース有りだと、少しナチュラルな雰囲気にもなりますし、レース無しだと、より大人っぽく身につけられますよ。


ぜひinstagramでは、揺れる雰囲気を動画でチェックしてみてください。


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