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人生を創造する。身体的行動のメソッド・スタニスラフスキーシステム

スタニスラフスキーシステムってのは何か?だいぶ、長いこと付き合ってきたが掴みきれないところがある。

俳優に役を『生きる』とはどういうことなのかを与えてくれるもの。これはわかりやすい。

それだけじゃないところがある。

言ってみたら『人生を創造する』『自分の人生を自分で生きる』そのトレーニングみたいなところ。噛めば噛むほどのおいしいところでもあり、自分と向き合わさせられる深みにはまってドッピンシャン。のところでもある。(笑)

師匠は「舞台で生きれるようになったら実人生でも本当に生きれるようになる」と話していた。


すっごい俳優になりたいなんつーてシステムを学び始めたころ、あれ?システムって本屋に立ち並ぶ「夢を叶える」「人生を生きたいように生きよう」みたいなスピリチャル的な本ににてるなーと感じていた。そして、システムの本質ってなんじゃろ?と。。。


まったく、余計なお世話の話なんだけれども、あれだけ自己実現とかスピリチャル系の本が出ていて、幸せになっている人ってどれだけいるんだろう?と不思議になることがよくある。

幸せになっている人がたくさんいたら、あんなに毎年、新しい本は出ないだろうなーと思ったりする。

私も以前は色々と読んでいた。が、読む手が止まってしまった。読んでるだけじゃ変わらない自分に気がついたからだ(笑)

なぜ変わらないのか?


そこの答えも含めて「身体的行動のメソッド」を通して見つけたことを書いてみようと思う。


身体的に行動する。

まず、この『行動』ってなによ?ってことなんだけれども、スタニスラフスキーシステムの定義としては、

・ある状況があって(その人が置かれた状況)

・その状況でこうなりたい!という叶えたい夢や希望があり、(目標)

・そこに向かって進む途中で、それを阻害してくる障害的なことが起こる。(障害や出来事)

・その障害を乗り越えることを「行動』と読んでいる。


例えば、ロミジュリ。

(提案された状況)若い2人が一目惚れ。

(目標)恋愛成就

(障害)仇同士の家柄。反対者が多い。

(行動)神父さんに相談する。駆け落ちの計画。立てる。などなど。 

日常にも応用がきくのでやってみると楽しいです。大なり小なり何かしら無意識に行動してます。意識化していくといいトレーニングになります。


『内的行動』『外的行動』

行動には、まず、大まかに2つある。『内的行動』と「外的行動』

外的行動はわかりやすい。体で具体的に現実世界で行動すること。

内的行動。は、外的な行動を起こす前にしている、イメージやあれこれ想起したりしている内面の行動になります。

例えば、ご飯を何食べようか決める前。「何食べよっかなー?」ご飯かな?パンかな?んー。最近小麦ばっかりだから米がいいかな?んー。でも今はちょっと食べたら胃に重いかな?…と、色々思い浮かべたり、身体の調子を感じたりして色々と内面が「何を食べるか決める」という行動をしている。

そこで、まず夢をリアルにしていくポイント1つ。

イメージできれば夢は叶う。というような本があるけれども、イメージできてもなかなか叶わない。なぜなら、イメージには質があるからだ。


イメージの質。

イメージの質というと、何を思い浮かべるだろうか?

画像の細やかさ?色合い?鮮明さ?…??

まず、

具体的であればあるほど、リアル感は増します。

漠然と「なんかおいしいのが食べたいなー」と思っていても何も食べれない(笑)こんな時は、スーパーに行こうがデパ地下に行こうが、なんかピンとこないでぐるぐるしてしまう。なんてことになりやすいです。

より、具体的に少しずつでもしていくのが近道。

そこで、まだまだ漠然とした欲求に質問していくのがおすすめツーポイント目。

「まずは、和食?洋食?イタリアン?中華?…」

「さっぱりしたい?ガッツリいきたい?スルスルいきたい?…」

「私の腹はなんで言ってる?調子はいいかな?腹どんくらい減ってる?…」

だんだんと選択肢が狭まって具体的になってきます。このくらいになるとぼちぼち変わってくるものが出てきます。それがとても大事だったりする次のポイント。^_^


次回につづく。

※見る前に飛べ。ができる人には理屈っぽくていらない話です(笑)スタニスラフスキーシステムは万人がこのシステムを通せば大抵出来るようになる。という万人向けにできてます。



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