見出し画像

HSPと併発しうる精神病

昨日、自分がHSPについてどう思うかという記事を書いた。

こちらの記事でも書いたとおり、HSPは病気ではなく生まれ持った気質である。

ただしこの気質が原因で精神病を併発することがある。
HSPの場合、(私は)周囲の人にそれをわざわざ話すことはないと書いたが、精神病となると周りからの助けが必要不可欠となるので今回はそれについて書いてみようと思う。



HSPとは

HSPとはHighly Sensitive Personの略で
非常に感受性が強く敏感な気質をもった人のことである。

HSPの人はそうでない人に比べ刺激に強く反応し、不安や恐怖感を感じやすい。

全人口の15~20%、約5人に1人がHSPだと考えられている。


HSPがなりやすいとされる精神病

①うつ病

HSPの人はその他の人より繊細である。
人付き合いで疲れやすかったり、それのみならず匂いや日差しなど日常生活のあらゆる面で生きづらさを感じている人も多い。

しかしHSPは「気質」であるため社会から理解されづらい。HSPの人は社会に順応するためにどこかで自分をすり減らしているように思う。その無理が蓄積し疲弊してしまうのだろうか、うつ病を発症してしまう人は多い。

HSPは先天的だがうつ病は後天的であり、
以前は感じていなかった辛さ、だるさ、希死念慮を感じる方はうつ病なのかもしれない。

②社会不安障害

社会不安障害とはあがり症とも言われ、注目が集まるような状況で強い不安や恐怖感を感じる病気のことである。これには極度の緊張、動悸、大量の汗、赤面などが伴う。

余談であるが、私自身も社会不安障害である。
人前で何かをする時に強い不安感からか動悸や目眩がしてしまい、
抗不安薬を服薬していた。


精神病の可能性を考える必要がある

HSPの人は自身がそういう気質なのだと自覚している人が多いと思う。

数年前からこの気質は広く知られるようになり、
それによって自身をより深く知るきっかけにもなった。

生きづらいと感じている人は、それによって救われたのか、その逆か。
「HSP」と検索すればたくさんのホームページが存在し、短所と長所が羅列され、そのどれもにHSPは先天性の気質と記されている。

"HSPだから生きづらい。
でもそれは自分の生まれもったものだから自分で解決するしかない。"

実際その通りであると私も感じるが、
上記で挙げたような精神病が併発している可能性も考える必要があるのではないだろうか。

精神病を患っているにも関わらず、
"自分の性格が原因だから・・・"
そう考えるとどこまでも落ちていってしまうように思う。

HSPという言葉に縛られず、あなたが「誰か助けて」と思うのであれば、一度病院を受診してみてもいいのではないかと私は思うのだ。


終わりに

今回この記事を書いたのは、前回の記事で"HSPは先天的な気質"というのを強く伝えてしまったような気がしたからだ。

そう伝えてしまうことで、精神病を併発しているにも関わらず病院にかかることを躊躇してしまう人が出ることがとても怖かった。

HSPです、と周囲に伝える必要はないと私は思う。
でも生きづらさがあなたを苦しめ涙が溢れるくらいに助けを求めている時はHSPという言葉に縛られず受診すべきなのではないだろうか。

最後まで読んでくださりありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?