学生インターン、高田。DIGGLEの社員さんにインタビューをする。 #4 (後編)

こんにちは。
猛暑のお陰で会う人会う人に「焼けたね」と言われショックを受ける、DIGGLEインターンの高田ひなこです。

引き続き、弊社デザイナー・さち乃さんのインタビューをご紹介します。
後編は就職活動、仕事観についてお話して頂きました。引き続き読んでいただけると幸いです♫

高田 私はもうすぐ3年生で、夏頃には就職活動を考えなければなりません。何を基準にお仕事を決めましたか?(このインタビューは3月頃のものです…)

さち乃さん(以下敬称略) 私は短期大学校という職業訓練校に通っていました。そこを中退した後にHTMLを書いていました。その成り行きでデザイナーになりましたね。大学校自体でも現場で手を動かすということが多かったので。
高田さんは何かやりたいことはありますか?

高田 それすらも決まってないのです…
漠然と大学を卒業したらどこかの企業に務めるくらいの感覚ですね。自分が何になりたいかもどうしたいかもまだわかっていません。

さち乃 私は自分ができることを理解して選択してきたので、その流れでデザイナーになりました。
デザイナーは極端で、既にやりたいことが見えているので、ひたすらそこに向かって進むことが多いです。デザイナーは「内なるパッション」を表出するアーティストとは違い、依頼主がいてこそ成り立つものです。しっかりとお客さんに届くように、自分の作りたいものばかりを作ってはいけないんですよね。私は「困っている人がいる」「改善したいことがある」など課題が発生し、そこから逆算して解決策を導き出すことの方が好きだったので。

今はweb関係のことをやっているのですが、進みがとても早いです。そこから自分の価値を出すには普通の制作を請け負っているだけだと良くないんです。決してビジュアルデザインで群を抜いているわけではない私がどこで勝負するのかというと、「作って行くスペシャリスト」にならなければいけないのです。競争が激しい業界で、数々の死者の上に勝者が立っている状態なので、自分がやっていて楽しいっていうところと得意っていうところを伸ばした方が良さそうだなというのがあります。ビジュアルとかよりも構造とか構成の方でやって行くインフォメーション・アーキテクチュアが自分の目指す方向にあっていると思いました。

高田 先にインタビューしたお三方にお聞きしたのですが、好きなことと得意なことを仕事にするならどちらがいいと思いますか?さち乃さんのお話を聞いていると得意な方が良いのかななんて思ったり…

さち乃 必ずしもではないんですけど、デザインという業界にいると好きが突き抜けすぎて仕事になる人もいるので、それはそれで全然ありなんですけどね。ビジュアルで自分の次に出る人がいないくらいの実力だったらいいんですけど。そうではない場合、嫌いではなくてやれることをやるのがいいですね。好きというよりやっていて楽しいことが一番だと思います。このベン図の中心に当てはまればいいのではないでしょうか。


高田 ありがとうございました。

【インタビュー後の感想 2】
さち乃さんのお話を聞いて、「何か課題を抱えているお客様に寄りそい最適解を提案する形で社会に貢献をする」という職業に惹かれ、私もそういう風になれたらいいな、と漠然とですが考え始めました。
また、つい混同しがちな「芸術」と「デザイン」の違いについても明確に理解することができました。
実際に社会人として働いておられるDIGGLEの社員さんにお話を聞けることは、とても貴重な機会で、いつも勉強になっています。

次回は、イギリス出身の帰国子女でいらっしゃる、サーバーサイドエンジニアの勝井さんのインタビュー記事を投稿予定です!
プログラマを志している方、必見です。

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