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昭和生まれゲイと男子大学生の実話⑯ 呪いを解くために(完結)

やっと、苦しくなくなったから。
私にかかっている執着の呪いを解く
最後の儀式としてこの文章を残します。

実は昨年の大晦日に全て書き上げていたのですが
読んでいただき易いように小出しにしました。

投稿する度に

少し心が暖かくなったり

やっぱりひりひり傷んだり

嫌な気持ちを浄化する為に
吐き出したはずなのに
ズルズル引きずって馬鹿みたいですよね。

それでも誰かに共感して欲しかったのです。
そして、こんな風に生きていても大丈夫。
と認めてもらいたかったのかもしれません。

狭い世界なので時々
彼の気配を感じることがあります。

その度に景色がぐにゃっと

歪むような感覚になります。

まだ少し痛みが残っているみたいです。

楽しくて、苦しくて、

幸せな時間でした。

そして間違いなく考え方や
生き方を変えるような出来事。

人生で何回あるかわからない。

嫌悪感しか残っていないかもしれないけれど、
もしまた会えたら、改めてちゃんと謝りたい。

ありがとうって心から伝えたい。

大好きだった。

どうか元気で。

さようなら。


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