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【まさかやー】料理対決は先行したら負けるのは世の摂理【ちむどんどん】

「ちむどんどん反省会」が毎日トレンド入りしてますね。

今週は「ソーミンチャンプルーVSペペロンチーノ」みたいな料理対決でした。

漫画でもドラマでも料理対決は「先行したら負ける」のは定番。

あんのじょう、オーナーが勝ちましたが、勝敗に自分の首がかかっていることを忘れて

「おかわりしていいですか?」「私のより美味しい」

的なこと言って単純に美味しいものが好き(な、単細胞)というキャラが出ていたことは良かったんじゃないかなと。

料理対決は先行になった瞬間に「負けフラグ」が立つ件

「美味しんぼ」「ミスター味っこ」「将太の寿司」「食戟のソーマ」などの定番料理バトルもの

「中華一番」に限っては私が記憶しているところ
「先行側の勝率は0だった」ように思えます(笑)。

「真・中華一番」はちょっと変化球を入れてきてましたね。

一丈青の「舌覚疲労封(ぜっかくひろうふうじ)」
カニのメッチャ濃いスープを作って、後攻側の料理の味をわからなくする。

料理対決は先行が不利・・というあるあるに一石を投じた力技でしたね。

あと・・

たまに
「やはり○○の料理(後攻)の方がうまかった。よってこの対決・・○○の勝利・・」
「ちょっとまった!実はこの料理、時間が経つと旨味がますんです。もう一度、食べてくれませんか?」
「ふん、そんな苦し紛れ・・往生際のわる・・ん???
な、なんだこれはーーーー!!!(口の中から閃光)」

みたいなことがありますが、基本は後攻の勝率は圧倒的なんですね。

演出を盛り上げるためには常套手段とはいえ、このお約束はどーにかならんものかといつも思います。

「#ちむどんどん反省会」による先入観が「FF15」のそれと同じ

ちむどんどんの話に戻りますと。。

「#ちむどんどん反省会」が本家の「#ちむどんどん」のタグより勢いがある模様。
まぁ突っ込みどころが満載なのはわかるけど、もう「ネガキャンモード」に突入している感がありますね。

「ペペロンチーノってあの時代にはまだなかった。」
「醤油のペットボトルって○年からでしょ?時代設定おかしい」
「沖縄の結婚式なのに、琉球衣装じゃないのワロタ」
「イタリアンなのに賄いカレーなのありえん」
「客席で賄いカレー食べて、営業に匂い残っちゃうじゃん」
「公衆電話の10円玉の入れ方の効率が悪い」

私のこのタグを見てから本編を見ることもあるけど、正直「そこまで気になるか?」ってレベルの話もかなり多く、もう「批判するための粗探しするために見ている」そういう状態になってしまってる感は否めないですよね。

実際、SNSに毒されてない両親は「お母さん子供に甘すぎる、そこは怒るべき」「ニーニーは本当にダメなやつだな」とかはいうものの、世間でいま炎上している「粗探し」的な感情はなく、素直に朝ドラを楽しんでます。

思えば「FF15」が発売した当初。
まぁバグ祭りだったり、ストーリーもちょっとアレだったり、FFのナンバリングのハードルが高すぎたことにより、現在の「ちむどんどん批判祭り」のうように、みんながディスること前提でレビューしていた感じがありましたね。
そういう声が大きくなりすぎて、先入観を持ってプレイした人がまた「あ、本当はひどいわwwww」って感想を持ってその声がもっと大きくなる。

時を経てプレイしてみると「フルプライスはちょっときついけど、そこまで駄作かい?」って再評価されてきているんですよね。

「ちむどんどん」が薄味な理由は「若草物語」の影響?

「ちむどんどん」も、そういう声の中「ひどい作品」とみんなが先入観に引っ張られすぎなのかなーと思う。
まぁ「カムカム」「おかえりモネ」「おちょやん」と評価の高い作品が続いたので、それに比べると「いろいろ下手だな」と思いますけどね。

元料理人としてはやっぱり「厨房では髪しまえ!」はかなり気になりますけどね。
劇伴があってなかったり、「若草物語」をモチーフにしているらしいとこですが、4兄妹の話にとっ散らかってるせいで、登場人物の掘り下げがちゃんとできてない、とは思いますね。
薄味だったり、設定が雑になったりしている原因はそこなんじゃないかと思います。
東京編になったらもうきっぱりと「暢子」の話に焦点を当てて、家族や兄妹の話はちょっと置いておくくらいがいいとは思うんですけどね。

「今週は良子の週!」とか決め打ちして、集中して描いてくれた方が視聴者としては見やすいかもしれないですね。

「ヒロインの兄貴はダメ人間が多い」はもはや「朝ドラあるある」ですからね。まぁ今までの「兄貴」はまだ可愛さがあったようには思えますが、脚本家は竜星涼に恨みでもあるんですかね。
いい俳優さんなのに。

「金吾」さん役の渡辺大知さんもいい俳優さんなんだから「もっとちゃんと地に足のついた演技をさせてあげればいいのに」と思います。
あの使い方はもったいないなぁ。

とはいえ、先入観に毒されず、私は毎日楽しみにしていますし、あまり重箱の隅を突くような見方ってもったいないですよね。
突っ込みどころは「一部ファンタジー」としておおらかな気持ちでみましょうよ。

料理対決から話が随分それましたが、以上です。

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