変化

変わりたいなら変化を受け入れろ

みなさんこんにちは。
ひねくれ者のミニマリストです。

大企業病

私が昔勤めていた会社は仮にも大企業でした。会社名をいえば周囲の人は「えっ、そんな大きな会社なの!いいねえ〜」と言うレベルでした。

昔は「俺はそんないい会社に勤めているんだ!」と思っていました。でも、ある一時期からそうは感じなくなりました。

その会社には組合があって、ある日組合の集まりがありました。と言うのも、会社に大きな変化が訪れそうだったからです。

その中で一番大きかったのが「給料の体制を見直す」と言うものでした。

要は年功序列制度にとらわれず、成果報酬体制にする、と言うことです。規模が大きすぎるので賛否両論あるのはもちろんですが、頑張った分だけ報酬を得ることができる、と言う意見に関しては、私は大いに賛同していました。(特に、若手ばかりが残業して仕事をこなす、という超悪文化の会社だったので、若手は大喜びでした)

が、、、40〜50代の社員はどうでしょう。

「そんなことをして正当な評価ができるのか?」
「業績の悪い営業所の人はどうするんだ!」
「そんなことでは逆にやる気がなくなる!」

と言う意見ばかり上がっていました。

言いたいことは分かるのですが、結局のところ「今まで楽して働いて給料をもらっていたのに、それができなくなるじゃないか!もっと頑張らないといけなくなるじゃないか!」と言うことが言いたかったのでしょう。

私はこの組合の集まり以降、会社に対して大きな疑問を持つようになりました。なんでこんなバカな人たちばかり集まっているんだろうか。こんなにも給料をもらっておきながら、中身はこの程度だったのか。と。

※結局、その案は頓挫しました。笑

さらに大きな変化が

その1年後、さらに大きな変化が訪れました。

自分の会社の株が別の会社に大きく買われてしまいました。

完全子会社にはなっていないものの、いずれは何かしらの変化が訪れる、と言う予兆でした。

この時もほとんどの人は「なんでそんなことをするんだ!経営陣は会社を守る気はないのか!」と言っていました。

それはそうかもしれませんが、なぜこうも変化を嫌うのだろう、と感じました。

世の中は目まぐるしく変化しており、昨日と同じことをやっていても明日生き残れるかどうかわからない、と言う状況なのに、なぜ大企業の人はこうも変化を嫌うのだろうか。

これがベンチャー企業なら、もっと腰が軽くて「ならこうしよう」と言った感じで、常に変化を受け入れつつ、自分たちも変わって行く、と言うことができるのかもしれません。

ですが、残念なことに、大企業になると規模が大きくなるのでそう簡単に変化を受け入れられないようです。

でも、よく考えてみると、大企業でも変化を受け入れなければ生き残れませんよね。実際、変化を受け入れない大企業は業績下がっていますし。

むしろ、大企業なのに大きな変化を遂げた会社こそが、世界的にも有名な企業になっている、と思うんですよね。あなたはどう思いますか??

豊富なラインナップをあえて削ぎ落とし、片手で数えられるほどの種類しかパソコンを出していない。シンプルなデザインのみを販売。(ジョブズが戻ったときのApple)
「DVDを借りて、見終わったら返しに行く」という常識とも言える行を、「DVDをわざわざ借りに行くなんて面倒だ!見た後に返しに行くのも面倒だ!」と言って自宅でDVDを見られようにした会社。(Netflix)

変わりたいなら変化を受け入れろ

みんな「もっと給料が欲しい」「もっといい家にすみたい」「もっといい車に乗りたい」「もっと豊かな暮らしがしたい」と心の奥底では思っているはずです。そうした変化を望んでいるのなら、自ら変化する以外に方法はありません。

こんな簡単なことなのに、大企業病にかかっている人は皆「生活はもっと良くしたい。でも、自分は変わりたくない。」と言っているのです。

誰が考えても矛盾していますよね。でも、こんな簡単な矛盾にすら気がつかないのが大企業病にかかっている人たちなのです。

おそらくですが、こうした記事を読む人、つまりあなたは特にそうだと思いますが、大企業病にかかっていない人だと思っています。

そもそも、大企業病にかかっている人はこうした記事を読むことすらしませんからね。(家でテレビを見ているか、ゲームをしているか、友人と飲みに行っているか、と言うことしかしていないでしょうし。笑)

あえて心配する必要はないと思いますが、あなたは絶対に大企業病にはかかってはいけません。

そのためにも、常日頃から自分と向き合い、本を読むなりして思考を磨き、周囲に惑わされないような人間にならないといけません。

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