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「大衆から死守せよ民間信仰 人類学の存在論的転回」資料集

宗教法人は徴税の対象外→宗教と世俗の区別
これが近代の前提

仮に徴税の対象になると、小規模の宗教法人は消滅の危機に瀕しかねない
収入のほとんどない神社や寺院は払えずに、あっという間に駐車場やマンションに変わってしまう

人類学の存在論的転回(1990年代後半から)
万物に霊魂が宿るという思考は19世紀後半にエドワード・タイラーという人類学者による定義
これまでの人類学の認識論的な傾向だったが、存在論的な思考へ

レヴィ=ストロースは人類学の大きな転換点
未開社会の営みのなかに普遍的な「構造」(差異の体系)を見ることができる
はじめて人類の前に「構造」がくる

近年の存在論的な人類学では、自然と人間という二項対立が存在しない
例)ヴィヴェイロス・デ・カストロのアニミズム観
ヒトがイヌを視たらイヌになる(反射に近い自動性、アフォーダンス理論。反省という意識の操作はない)

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