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【note川柳】#39:お題は「円安」(191~195)

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

年末の黒田サプライズで円高に動いたかと思ったら、日銀黒田総裁は頑固に異次元緩和の継続表明で円安に戻し、円が乱高下しています。

昨秋、一時円安水準は1ドル=150円という一昔前の5割増という状況にまで行きました。

1ドル=100円時代のGDP500兆円は5兆ドルだったものが、150円で割り算をすると3.3兆ドルと恐ろしく低い数字になってしまいます。

実際にドルベースの一人当りGDPの世界順位は下がり続けています。

まあ、心配しなくても円貨のGDPも伸びていくので円安だからといってこんな極端なことにはなりません。何故ならば物価が上がるからです。

また、我々の給料を1ドル=150円で割り算をすると超安い労働者になる訳でわざわざアジアへ工場進出していた企業の新規工場建設が日本に戻ってくるハズ!です。たぶん。

さあ、そんな「円安」をお題に川柳5句にチャレンジです。


マスコミは騒ぎ日銀動かず

日本だけが金利が上がらず日銀の金融緩和継続で日米の金利差は開く一方なので円安に歯止めが掛からないとマスコミは金利を上げさせようという論調になっていました。

それでも頑固に動かない日銀。ところが、年末に黒田サプライズ(黒田さんは「利上げではない」「イールドカーブの修正だ」とのことでしたが??)で一気に円高へ。

マスコミの煽りに屈した訳ではないのでしょうし、利上げではないと黒田さんは言っています。今金利上げるのは、景気に水を差すと日銀は考えているようでもあります。

ただ、岸田政権は、円安による輸入物価の上昇を何とかしたかったんでしょうね。

それに、景気に水を差して日本が沈没して悲惨な人が増えた方がマスコミ的にはありがたいのでしょう?

これからの時代は、我々自身がしっかりと情報を取捨して備えをしていかないといけませんね。

日本の現在の実力で金利を上げたりしたら景気に大打撃になるだけでなく、一部の優良企業を除いて賃金を上げるどころか、大リストラ時代の到来になるのでないかと心配です。

とにかく需要不足を補う政策が必要です。

ITなんか最適な投資じゃないですか?脱炭素投資も頑張りましょうよ。スタートアップの支援も口先だけでなくどんどんやってください。

それまではマスコミの煽りに負けるな日銀⁉


熊本へ若者移住職探し

台湾TSMCの2024年稼働予定の半導体工場の求人が注目されています。台湾企業の求人なので完全に輸出ベースの思考でドル建てで考えているから日本円の給与は結構高い水準まで出せるようですよ。

今までは日本から海外に出ていくばかりだった日本企業にも是非日本に投資をしてもらい、自力で経済成長、円安解消となるようにもっていきたいものです。

しかし、即効性はありません。戦後の屋台骨だった自動車もガソリン車は輸出しても売れません。電気自動車でないと売れません。それが地球環境に最適かは別ですよ。

そうかといって労働集約的な縫製工場を中国から日本に戻そうにも今度は働き手がいません。

今の日本には、新しい産業の育成と共に「農林水産業×DX」という海外に真似できない農林水産業界の大変革をやりましょう。そして、働き手の若返りのチャンスではないでしょうか?


安部さんが作りたかった円安下

東日本大震災の後、アベノミクスで実現した円安で日本企業が落ち着きを取り戻しました。

その時と今の円安では状況が違いますが、円高不況はあっても、プラザ合意からの38年、円安で景気が悪かった時期ってほとんど記憶にありません。

物価が上がって給料上がらずでは大変ですが、これからはインバウンドで外国からお客様が沢山外貨を落としに来てくれますし、不動産を買いあさってくれます。

300円の品が、3ドルだったのが2ドルで買える超お得な国なので、猛烈な観光客ブームにもなるハズです。

安い国「日本」、これまでは「安くていいものを売る」の一本足打法できましたが、今回は、適正な価格で売って従業員の給料を上げる価格設定にしていきましょうよ。

大丈夫です。観光客向けの価格は上げても魅力的な価格ですって。


円安下政治力の差痛感す

日経新聞が秋口の円安に「日本病」というお題をつけて一面で「賃金の低迷、低成長」を嘆いていましたが、これもみんなの投票結果、つまりひろゆきさん流に言えば、国民が選挙で選んだ政治が招いた結果だから国民が望んだ結果とも言える訳です。

日経新聞によればゴールドマンサックス証券が1982年から40年間のデータを使って所定内給与がどのような要因で決まるかを分析したそうです。

多変量解析の要素としては企業が今後5年間の日本の経済成長率をどうみているか?のアンケート調査、インフレ率、企業の経常利益伸び率などの5項目を使って所定内給与の伸び率を=aX+bY+・・・+αという形で分析してみたそうです。

そうすると最も給与が上がるのは、今後5年間の期待成長率が上がった場合で、インフレ率が上がっても給与は上がりませんという分析結果を紹介していました。

そんなの分析しなくったって当たり前でしょと思うのです。
未来の当てっこをしながら、その未来に向けて政治が決断しないとこうなるということが今の日本なのです。

日本列島改造論で全国に張り巡らされた高速道路網は、今やインバウンドの観光に不可欠なインフラです。未来への投資を促した角栄さんが懐かしい。


円安で海外旅行遠くなり

インバウンドで海外旅行客はこれからどんどん増えてくるでしょうが、1ドル150円とかになると日本人が海外旅行に行くのは厳しくなりますね。

じーじがハワイのマウイ島に駐在していた2010年~2012年は、まだよかったです。ハワイの物価が米国の中では高いと言っても今のようにラーメン一杯を3~4千円も出して食べなくてはいけないようなことにはなっていませんでしたからね。もはやハワイは庶民には遠くになりにけりです。

戦後復興期のやり直しです。

もうここまであかんたれの国になってしまったのですから、いつも言っているように若い人に任せましょう。

明治維新の若者たち、昭和維新(終戦直後)の若者たち(本田宗一郎、松下幸之助、井深大、盛田昭夫、豊田喜一郎)のように若者にイノベーションを託した方がいいのではないでしょうかねえ?

だけど、その方法論「どうやって若者に託すの?」が課題ですけどね。

☆☆☆
(感謝)

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