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124: ルンバがいる?ルンバがある?どちらを使う?

私は、今日は「ある」と「いる」という動詞の使い方と、お掃除ロボットのルンバの存在する場所を教える時に気づいたことについて書きたいと思います。


存在を表す動詞、「ある」と「いる」


何気に普段使い分けている、存在を表す動詞「ある」と「いる」。
「ある」と「いる」の前にどの名詞が来るかで使い分けています。

具体的には、「ある」は生命力のないものや意思を持たないものの存在を表します。

例えば、

机の上に本があります
引き出しの中に携帯があります。

本も携帯も、自分の意思で動くわけではありません。


「いる」は生物や生命力のあるものや意思を持つものを表します。

例えば、

あ!あそこに猫がいる!
リサさんは会議室にいます

といった文に使います。リサも猫も自分の意思で動きます。


じゃあ、ロボットはどうなのか?

というので例文を書いてみました。

「ある」

私の家には、お掃除ロボットのルンバがあります。
ルンバは家電用品コーナーにあります。

この場合は、ありますでしっくり来ます。

「いる」


「あれ?ルンバの音がするけど、どこにいる?」
「ルンバは和室にいるよ」

これは、しっくり来ませんか?私だけでしょうか??

ルンバに意思を感じる

私がしっくりくる理由としては、ルンバは私たちがスイッチを押して動き出します。

でも、スイッチを押した後は、ルンバがAI技術を使って、必要なところを掃除をしてくれます。
もし、掃除をやり残しているけど、充電しなければならない場合、ルンバが充電しに戻ります。

そして、充電が終わったら、やり残したところを自ら掃除します。掃除終わったら、自らHomeに戻ります。

動き出した後のルンバと、動いていないルンバの違い

この一連のことを考えると、スイッチを押した後のルンバは「ある」より「いる」を使う方が自然だと、個人的には感じました。生命体ではないけども、ルンバの意思を感じます(?) 
ちなみに、家族内では「ルンバさん」と呼ばれています。

でも、売り場にあるルンバ、ただ家に存在しているというのを表したいときは、「ある」の方がしっくり来ます。
その場合、絶対「ルンバさん」とは呼べません。笑

これはあくまでも、私の意見で、私が感じたことです。ですので、私と同じ意見の人もいれば、そうじゃない人もいると思います。

でも、AIが進化していくごとに、だんだん、ロボットに対しての「ある」と「いる」の使い分けも変化していくのでは、と思っています。

ドラえもんは確実に「いる」ですよね。でも、アニメの中で、もしドラえもんが展示してあったら、「ある」なのかなぁ。

今日は、私の頭の中にあることをアウトプットしてみました。

私は語学が好きです。自分の母語の日本語に関して知ることは、なんだか宝探しのような感覚です。日本語文法を知るたびに、そう感じています。






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