見出し画像

【サの裏】サウナ屋店長がオススメする冬に楽しむサウナの入り方

◽️サウナの季節

待ってました、フユ。

サウナ店をオープンしてから初めてのフユ。

冬ではなくフユと表現しているのに意味はない。
ので、以降ちゃんと冬と書きますすみません。

少なくとも1年を経験するまでは傾向もクソもないが、とりあえず『外の寒さ』と『サウナの温かさ』という条件2点のみで客足が伸びることを期待している都合の良い脳細胞を持つサウナ店店長である。


◽️至高のととのい

そんな単細胞な私でも少しはサウナのことを勉強している。

今勉強しているのは『エンドルフィン』。
 
エンドルフィンとは神経伝達物質のこと。
鎮痛効果や幸福感が得られることから脳内麻薬とも呼ばれている。
 
ではなぜ勉強しているのか。
サウナと関係あるのか。
 
勘のいい方ならお察しであろう。
 
このエンドルフィンによってととのいをグレードアップ出来ると考えるからだ。

◽️冬サウナのおすすめ
 
おいおい店長さんと。
エンドルフィンじゃなくて冬サウナの話をよと。

ヘイだんな、生き急ぎなさんな。
 
ちゃんとガッテン承知しておる。
 
結論から言うと、冬の環境下でエンドルフィンの分泌を促してより気持ちよくサウナを楽しもうという話。
 
つまり、おすすめ冬サウナのキーワードがエンドルフィンっていう訳。


◽️エンドルフィン
 
では本題のエンドルフィン。
これがサウナ浴のどこにどう関わってくるのかについて。
 
セットを繰り返している最中の話。
休憩で体が冷えた後、サ室に入った瞬間『あったかくて気持ちいい』と感じた経験はあるだろうか。
お風呂に入った瞬間も同じ感覚だからきっと皆んなあるだろう。
 
この瞬間、自律神経はリラックスモードとなる副交感神経が優位になる。
しかしそれも束の間、煉獄の熱波で蒸される体は次第に生命の危機を感じ、デンジャラスモードとなる交感神経を優位にしてこの危機を乗り越えようとする。
 
ここで注目。
 
この交感神経に切り替わる際にどうやらエンドルフィンとやらが分泌されるらしいのだ。
 
リラックス→デンジャラス→エンドルフィンどばー

リラックス→デンジャラス→エンドルフィンどばー
 
大事なのでもう一回
 
リラックス→デンジャラス→エンドルフィンどばー
 
マラソンランナーが後半のしんどい区間にモードに入ることを『ランナーズハイ』と言うが、これもエンドルフィンの仕業だそう。
 
脳内麻薬によって体がえも言われぬ感覚に陥ること、これすなわち、至高のととのいであると予測する。
 

◽️入り方のススメ
 
これを最大に活かす方法を考えてみよう。
 
ポイントは2点。
①サ室に入った時に気持ち良さを感じること
②体を冷やし過ぎないように①を行うこと。
と考える。
 
まずは体を清める際に温まり過ぎないでおきたい。
不感風呂など体温と同温のお風呂がある施設も多いので、それを活用してみよう。

無い所はシャワーの温度で調節。
足先など冷たい箇所のみ温める程度にして、サ室の熱を体が待ち侘びている状態を作ろう。
 
休憩は快適な温度、姿勢を整えてエンドルフィンを最大限味わえるコンディション作り。
 
次セット開始時、暑いと感じる人はぬるめのシャワーで少しシメてからサ室へ臨もう。
 

◽️サウナーズハイ
 
リラックス→デンジャラス→エンドルフィンどばー
 
これを合言葉に冬サウナを楽しみたいと考える。
 
そう考えれば『冷えきった体』という冬の産物はエンドルフィンを引っ張り出すのにもってこいである。
 
ともにエンドルフィンをコントロールしてサウナーズハイを楽しもう。
 
寒いのが好きな人はいないだろうが、寒いのが楽しみなサウナーが増えることを願う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?