この前六本木の森美術館でツァオフェイの新星というSF映画を観た。中国人の作品らしく、中国の映画は初めてだった。 とても好きなSF映画だった。ディストピアでレトロフューチャーの世界観。古臭く独特な中華感の漂う建物や空間。冒頭のバーで主人公が「また繰り返すのか、今回は何をしてる人間の役なんだ。」的なセリフにグッときた。久しぶりに映画に夢中になった。 ネットで検索してもどこにも配信してなさそうだった。こういう素晴らしい作品をもっとメインストリームに流して欲しい。いい作品を知る機会
水木しげるの河童の三平を図書館で借りて読んだ。 なぜ今更そんなものを読んだかというと、水木しげるに惹かれたからだ。水木しげるは戦争体験者で現地で片腕を失っている。何度も生死の境をさまよい、戦争をする人間の愚かさを身をもって体験した人である。 そんな人が描くあの絵柄がいいなと思う。彼の絵は何となく気の抜けていて、乾いた質感があり、可愛い印象がある。特に今回トップに貼った目が斜めになって瞑ってる表情が好き。なんとも言えない愛らしさがある。最近流行ってるち〇かわより断然可愛いと思
旅行から帰ってきた。 秋の夜、鈴虫の鳴き声が聞こえる。 もっと聴こうと窓を開けると今日は満月だった。 満月を見ながら鈴虫の鳴き声を聴く。すごく気持ちいい。目には見えないがすぐ近くから聴こえてくる。それだけではなくどこか遠くや、色んな場所で自由に鳴いている。 労働中心の人間社会で暮らしてるとどうしても自然から離れた生活になる。こうしてたまに自然の美しさに触れるだけで不思議ととても感動してしまう。 今日は色んな音楽を聴いたけど、鈴虫の鳴き声はどんな音楽よりも癒される。自然って偉大
