見出し画像

SF映画

この前六本木の森美術館でツァオフェイの新星というSF映画を観た。中国人の作品らしく、中国の映画は初めてだった。
とても好きなSF映画だった。ディストピアでレトロフューチャーの世界観。古臭く独特な中華感の漂う建物や空間。冒頭のバーで主人公が「また繰り返すのか、今回は何をしてる人間の役なんだ。」的なセリフにグッときた。久しぶりに映画に夢中になった。

ネットで検索してもどこにも配信してなさそうだった。こういう素晴らしい作品をもっとメインストリームに流して欲しい。いい作品を知る機会を逃しそうだし、映画館でやってる映画に面白そうなのが滅多にないので。

ゼロの未来というSF映画が好きで、そういえばその作品もディストピアとレトロフューチャーの世界観だった。
逆に観てもあまり心に響かなかったSF映画はインターステラー。私は小綺麗な近未来はあまり好きじゃないらしい。
絶望や退廃がうっすら漂う世界観が好きだ。きっと人間に明るい未来なんて来るはずないと思ってるから、小綺麗な近未来に共感出来ないのだろう。
結局どんな作品を好きになるのかは自分がどれだけその作品に共感出来たかによる。そう思うと好きな趣味や作品にだいたいのその人自身が反映されてるんだろうなあと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?