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受動的攻撃

受動的攻撃


さいきん、受動攻撃という言葉を知った。
自分の要求を言葉で伝えずに、無視したり怠けたり弱々しくみせたりして、相手を攻撃する・思い通りにしようとすることらしい。

けっこう、日常の中によくあるよな、と思った。
些細なことから大きなことまで。

この状態が深刻で疲れてる時があったなと思ったりした。
相手の態度や言葉からこちらに非があるように感じさせられるし、話はまともにできないし、ものすごいストレスがかかっていて、その時は訳がわからなかった。
けど、「攻撃」だと言われると『確かにそうだったな』と今では思う。

もっと分かりやすい攻撃なら、こちらもすぐに防御をできるし、必要であれば反撃もする。けど、遠回しに精神的にダメージを与えてくる攻撃もあるのだな。なんというか、相手の良心を利用するというか。

すぐに離れてしまえる人はダメージが少ないんだろう。向き合おうとする人に対してどんどん攻撃が強くなる気がする、この受動攻撃は。

無意識にしている場合が多いと思うけど、本人は攻撃しているつもりはないのだろうから、余計に難しいというか。
徹底的に話をするか、離れるか、しかない気がする。
でも、前者を選べる相手ってそんなに多くないと思う。

言葉を知ると、その時の状況を整理できるの不思議。

人は自分自身を守るために「能動的攻撃」または「受動的攻撃」を使っているらしい。何事も程度の話なのだろう。

生きていればトラブルはあるし、それ自体が悪いとは思わない。けど、そういう時にその人の性質というか本質というか、そういうものが見えるなとは思っている。

人は誰も傷つけずに生きることはできない。

という言葉を聞いたことがあるけど、誰の言葉だったのだろうか。
SNSで見かけただけかな。

距離をとって解決してしまえる相手はそんなに気にすることでもないのだろう。距離を取れない相手だと骨が折れそう。

自分もこういうことしていないだろうか、と振り返った。
すごく気をつけたい。
自分の要望は言葉にして伝える。
それでも話ができないようなら距離をとる。

自分の言葉に責任を持ちたくないから受動攻撃するとかもあるのだろうか。
言葉にすることを怠けない、というのは態度として大事な気がする。


あとがき


パッシブ・アグレッシブというとアメリカ等では結構認識されているものらしい。

なんとなくの感覚だけど、これをしてくる人は仲良くしているようでマウントをとってくる人が多いような気がする。(実は嫌われてる?)とかちょっと相手を疑ってしまう気持ちが生まれているから、最後まで信じきれないというか。

相手も信じきれなかったり、優位に立ちたい気持ちがあるから、皮肉を言ったり、マウントをとったり、受動攻撃性のある行動をしたりするのだろうか。

その真意は色々複雑なのだろうとは推測できるけど、そんなしんどい思いをしてまで一緒にはなかなかいられないよな。というのが正直な気持ち。

一つのことだけで端的に説明できることは少ないよな。と思った。

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