“道を外した若者”に会ったんだけどな

　俺は泣いたよ。何でそんな事をする必要があるんだと心底思った。

　人に真剣に向き合ってもらった事がないか、そうしてもらった事を忘れてしまったんだとも思ったので、さっき俺が真剣に向き合ってみた。

　寂しいし、辛かったんだし、苦しかったんだな

　もしも真っ直ぐに向き合ってくれる大人がいたのなら、恐らく道を外さずにいられたであろう者は多い。

　少なくとも俺が会って話してきた者は、みんなそうだった。

　本当に根っこからそうだった者は、やっぱりほとんどいないんじゃないかと思う。

　その人なりにただ必死に生きてきただけなんだろう。

　誰かに許されるも何もそもそもあなたは悪くない。

　と、いくら俺が言った所で当人が自分を許せず、積み重ねた事がなかったことにはならないというのが現実。

　どうしたらいいんだろうな。

　そして俺は絶対にそっち側に行くつもりはない。

　だからどうしても上から目線になっちゃうんだよなあ〜

　はあ