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【英語豆知識】栗とマロンと、英語と。

最近はもうすっかり冬の様相を呈していますが、私の近所のスーパーでは栗の移動販売が精力的に販売を行ってます🌰

さて、栗は英語でmarronというのでしょうか?
え、常識ですって?

たしかにそうですね。
英語ではchestnut(チェスナット)であるということは、キリンは首が長いということくらい常識ですよね🦒
ちなみにchestnutのchestは胸の事。栗の実を割った時に出てくる形が胸筋の形に似ているところから来ています。

日本語の発音で「マロン」なんて言うと、英語ではmoronに聞こえてしまいますしね、恥をかくというのは日本人にとって下着を見られることくらい不愉快なことですので、これはもう間違わないのでしょうけど。

moron:
a very stupid person

(ばか、まぬけ)

さてさて、本題はここからです。
実は、marronをmarronと言わしめているフランスでは、栗の事をmarronと言わないそうなのです
châtaignes(シャテーニュ)というのが我々になじみの深い「栗」のことのようで、marronというのはトチノキの実のことだそう。

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こいつがトチノキの実ですが、確かに紛らわしいですね。

元々日本にマロングラッセが伝来したときに代用したのが栗だったようで、それがそのまま定着しているようです。

ということで、日本人が
「この間ね、本場ロンドンのマロンケーキを食べてきたのよ!」
なんて自慢してきた日には、二重の勘違いをしている大馬鹿者のことを称してこう褒めてあげましょう。
「それはとってもmoronですこと!おほほほ!!」

八重


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