図解!飲食業の”おもてなし経営”
早いもので、東京オリンピックが閉幕して半年以上経過しました。思えば2013年9月の、滝川クリステルさんの”お・も・て・な・し”のプレゼンからの開催国決定から始まり、コロナ影響による延期等、いろいろ課題がありましたが、アスリートたちの活躍を見れて良かったです。
実はこの、2013年のおもてなしプレゼンと同時期に、『効率経営からおもてなし経営の時代へ』を共同執筆。中でも私は飲食業のパートを担当させて頂きました。
2013年のおもてなしプレゼンと同時期に執筆活動と書きましたが、このプレゼンの前から、既に経済産業省の施策として「おもてなし経営」を支援する動きがあったんですね。・・・ただ滝川クリステルさんが、経済産業省のおもてなし経営を意識して、プレゼンしたかは定かではありませんが。
では、経済産業省が推奨する”おもてなし経営”とはどのようなものでしょうか?ホームページ情報をイラスト化したのが下図ですが、一般的なイメージの”おもてなし”とは少し異なり、働く社員の意欲等、おもてなし経営は多面的に評価されるものなんですね。
次に、執筆活動自体について見ていきます。冒頭でもございましたが、私は飲食業のパートを担当。最初は、”飲食業のおもてなし=高級料亭”のイメージが強かったのですが、調査を進めるうちに、高級料亭ではなく、近所のラーメン屋を選定しました。(同書133ページ~141ページご参照。)
飲食業のおもてなしにラーメン屋を選ぶ、その心は?というと、私自身、ラーメン好きという事もありますが、”そこで働く人の意欲の高さと、地域との関わりが高いから”であり、書籍の読者にもインパクトが必要と考えたからです。”おもてなし”という事で、当たり障りない高級料亭を紹介しても面白くないですよね!?もっと『おもてなし経営』を深堀して、経済産業省の提唱する考えを広めたかったとの想いがあります。
もちろん、自分自身でも奇抜なアイディアだと思っていましたので、同友館や他の執筆メンバーとの意見の対立は覚悟していました。しかし、執筆メンバーは私よりも経験豊富な中小企業診断士のベテランメンバー。私の意を察して頂き、スムーズに校了まで漕ぎ着けることが出来ました。今思えば、若手の意見を汲む、チームの包容力があったと振り返っています。
最後におまけですが、私の中で「おもてなし」と言われると、税法学者の三木義一先生のユーモアが頭をよぎります。(なお、2019年当時の、新聞記事の肩書は『青山学院大学学長』でしたが、今は引退されて弁護士活動をされています。青山学院大学に赴任される2010年以前は、母校である立命館大学で税法を担当されており、この時にお世話になりました。)
”ひょっとすると滝川さんは私たちに警鐘をならしていたのかもしれない。オリンピックには裏がある、いや、裏ばかりだ。だから
オモテなし
なお今回の記事は、次の過去記事の内容をコンパクトにビジュアル化したものになります。宜しければ併せてご覧頂ければ幸いです。
<以上となります。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。>
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