シン仮面ライダー、鑑賞

シン仮面ライダー、鑑賞
なかなかの不評の中、どんだけ良くないのかみに行ったようなものだったのですが、、いや、案外、僕はよかったですね。
あんまり仮面ライダーっておぼえてないし、そんなに好きでもないので、どこまで原作に即した映画かよくわかりませんが、、、なかなかこれは、いい映画、というのが僕の感想です。
たぶん、なんらかの仮面ライダーを見に行った人は残念だったというのはわかります。
仮面ライダーっていうテクスチャは、ただ単にスクリーンの前まで人々を集める為の仕掛けでしかなく、やっぱり、後半の哲学問答を聞かせたいんじゃないかと、、実存主義からの虚無主義からの、生きることの意味論、魂とはなにか、
そして、苦しくても、悲しくても、たとえ虚無でも、生きていかなければならない理由を理解するための、装置としての、映画ということかな、と。
もともと、映画というものは、そういうものだったし、物語って、そういうものだし、当たり前のことだけど、、そういうことか、と、だから、これはいい映画ですね。だいだい、ヒーローもののコンセプトはバットマンだって同じで、生きることの意味=弱きもののために自分の力をつかうこと、自己犠牲こそが、ヒーローイズムの本質である、という、生き方論なので、当たり前といえば当たり前。だって、それをみて、かっこいい、自分も強くなったらあのように生きよう、と、男の子たちは刷り込まれながら育ち、まともな大人の男は出来上がる、と思っております。
追伸、
斎藤工はどの映画もサイコー
昼顔であっけなく死んでから、しばらく、あっけなく死ぬ役がおおくて、すてにいるだけでギャグが成立するという、逸材であることは間違いありません。
大好きな俳優ですね。



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