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暮れて、そして明ける

「日が暮れる」は自動詞。
「日々を暮らす」は他動詞。
目的語を携え、運用する主語は
「僕ら」であり、「人々」です。

日は、日々、
勝手に暮れてゆき、
僕らは日々、
なんとなく、若しくは「一生懸命」
暮らしている。

この日々を暮らすことを
「暮らし」と名詞化して呼ぶことにした
日本語のセンスっていいな。
とあらためて想い、
新しいアルバムのタイトルを
「暮らし、暮れゆく暮らし」
と名前をつけました。

*******

太古の昔から
必ず毎日、
日は昇り、そして
日は暮れていった。

そして
この先の未来も絶え間なく
日は昇り、
日は暮れてゆくだろう。

そして
太古の昔から人々は
昇る日を拝み、
暮れる日を眺め、
そこで暮らしてきた。

この先の未来も、
きっと、そして
今を生きる僕の祈りと共に
日が昇り暮れてゆく地球に
人類が暮らせていたら・・いいな。

新しいアルバムのタイトルを
「暮らし、暮れゆく暮らし」
と名付けました。

*******

そして、ふと氣付いたこと。

もうすぐ年が明けます。

「日が暮れる」そして
「夜が明ける」
と、自動詞的に言いますよね。

これを他動詞化すると
「日々を暮らす」
「夜を明かす」
となります。

説明しなくても
この日本語のニュアンス、
わかりますよね?

さらに名詞化すると、
「暮らし」と「明かし」
となり、
常用的に、
陽を昇らすことより、
陽を沈めることの方が
日本語として定着していることに
ちょっとびっくりしました。

でも、
そうかもしれませんね。

日本語を用いる
僕らの民族は、
繰り返される自然現象に
いつでも受け身で、
陽を昇らせてやろうなんて
考えたりしないし。

もちろん
望んで自ら
「陽を沈めて暗くしてやろう」
とも想わないけど・・・。

「暮らす」
それは毎日沈む夕日を受け入れ、
それを自らの所作として暮らしていく。
そんな「自然信仰」が
込められている言葉だと想いました。

*******

もうすぐ年が暮れ、
新しい年が明けようとしています。

新作「暮らし、暮れゆく暮らし」の
6曲は、
どうも年が明けて、
新年を迎え、
1月、2月となってしまうと
なんとなく
唄いにくい曲ばかりに
感じてしまう・・・
僕の感想です。

年が明ける前の
どんどん夕暮れが早く感じるようになる。
寒さが日々応えて、
暖かさを愛おしく感じる。

そんな楽曲が集まっている。
そんな感想です。

本当は11月くらいに
発表したかったんだけど・・・

遅くなりましたm(_ _)m
録音、mix、マスタリングに
とてつもなく時間を用してしまいました。

なんとか、
12/24に最終調整にOKを出し、
spotify等のストリーミングサイトで聴けるように
入稿しました。

そして昨日、
noteの方でも
ダウンロードして聴けるように
専用のマガジンを作成しました。

*******

リスナーとしては、
無料、もしくは各サイトの運営社に
月謝を払って、
聴き放題のストリーミングが便利だと
思います。

それらはおそらく2024 / 01 / 14から
聴けるようになると思います。

今更、こんな世の中になって、
カネを得ることに
執着はしていません。

大丈夫。暮らしていきます!

でも、
今のところ、
人はそれぞれ
何らかのカタチで
お金を得て、
お金を使わなければ
「暮らせない」ことに
なっていますよね?

そんな中、
noteのマガジンで、
6曲1500円。
1曲300円で販売するのは、
とりあえず
今の経済観念では
すごく妥当な商売だと
思います。

そんな
使いやすい
noteのマガジン販売で、
年が明ける前、
年が暮れる今、
買って、聴いてみてくれたら
嬉しいです。


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