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地域通貨

年収300万円以下の日本人が
4割と言われるこの無理ゲー社会では、
何とか、お金を使わないで
生きていける社会を創らなければ、
僕らは・・・僕は
ずっと、おこぼれで
生かしてもらって、
死ぬことも致し方なし。
大人しく言うこと聞いて、
働いてくれれば
死なないくらいには
生かしてあげますよ。
ま、見落としちゃったらごめんなさいね。

という社会で生きなければならず、
とても息苦しい。

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お金を求めないで、
お金に感謝なんかしないで、
生きていくことから
始められないかな?

まず、大人、特に個人事業主と
名乗って生きていく条件は
その自身のサービス、労働力や商品を
いくらで買ってもらうことから始まりますよね?

そんなプライドやら、意義やら価値やらを
天秤にかけながら
細々と設定している間に、
投資やら、資産運用やらで、
がっぽり儲ける手段があって、
そこで生きている人がいるわけです。

今、日本は政府を以て
「所得倍増計画」ではなく、
「資産所得倍増計画」を
推し進めている時代です。

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人の持てるお金ってやつは
こんなにもやり方次第で
大きく変わる。

僕にとっての100円の価値を
1万円くらいで使えてしまう人がいる。

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お金を
より多くもらえる人から
仕事をいただく。

最低限、
このくらい貰わないと、
生活ができない。

「生活ができない」というのは
税金、光熱費、交通費、食事などに
必要とされる
「請求される金額」を
払うことが出来ない。

ということ。

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僕は、
音楽を演奏して
与えてもらったギャラ、投げ銭、などでは
いわゆる「生活」が出来ない。
でも、音楽ばかりしていたい。

そんな想いで、
15年ほど前は
自動改札を
初乗り運賃だけ買って
出る時は、無人駅か
大きな駅では人混みに紛れ
突破していた時期がありました。

反社会的な行動です。

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この頃、
お金の良く巡る社会に入りたい。
と想ってた。

身なりを整え、
自分に資産価値を出して、
良いコネクションと繋がりたい!

と、内心想っていた。

出来ているように見える
友人知人、有名人が
羨ましかった。

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でも、
昨今の結果は、
日本人の4割が年収300万円以下。

ま、100万前後を毎年フラフラしている
僕から見たら、
だいぶ高額所得者だけどね(笑)。

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こんな僕が
今更、高額なギャラの仕事を
万が一、もらったとして
「ありがとうございます!」
なんだろうか?

万が一、
6000円くらいに設定した
チケットがたくさん売れて、
満員御礼なコンサートが実現して
「ありがとうございます!」
なんだろうか?

投げ銭ライブをして、
1万円を投げ入れてくれる人がいて
「ありがとうございます!」
なんだろうか?

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そんなはした金で
一喜一憂するくらいだったら、
資産運用を
もっと勉強したほうが良いんじゃ
ないだろうか?

国も、そっちの方を推進してるし。

まぁ、音楽や芸術なんて
昔からそんなに役に立たない娯楽だと
思われているから、
例えば、
僕の少年時代に花形に見えた「大工さん」
というお仕事も、
価値ある職人技を身につけても、
資産運用には全然及ばないわけだ。

お金を価値の指標とするなら・・・ね。

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それでも
その「仕事」を選ぶ人たちがいる。

または
稼げないので
その「仕事」を選ばない人もいる。

何とか、選んだその「仕事」で
価値の指標の「金額」の上昇を
目指そうと努力する人がいる。

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いろんな人がいる。

そんな「いろんな人」を
一網打尽にする
昨今の様子は
不謹慎だが
僕にとっては痛快で、
そして、切実に危機を感じる。

こうして今、僕が俯瞰して見れているのも
一時的な「お金に余裕がある」
という担保があるからとも思う。

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もし、万が一、
僕にお金が回ってくるような
「仕事」に恵まれて、
「皆さんのおかげで
こうして好きなことを仕事にして、
生計を立てていられています。
ありがとうございます」
という環境が訪れたとしよう。

それでも、
今、4割の人が300万円以下の年収・・・

まぁ、僕から見たら
高額所得者だけどね。

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お金の計算が
めんどくさくなっている。

大きくお金をもらって、
大きくお金を使うのは
めんどくさい。

GDPなんて上げなくてもいいから、
お金をそんなに動かさなくても
健やかに暮らせる社会で暮らしたい。

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めんどくさい「法律」の監視と関係なく、
自治できる地域通貨的なことを
考える時がきているんじゃないかと
考える昨今です。


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