こんばんは。
平田真智子です。
ドキドキしながら、文字を打ち込んでいる私です。

私は、看護師で医療を提供する側でありますが、
人生の中で数回入院や手術を受け、医療を提供していただいた経験があります。

その時に、色々と気づきがありました。
看護師として患者様に接しているときは、
なんとも思わず、何気なく使っていた言葉、医療行為、仕草。
それは、患者様にとって心地良いことでは無いことがある、と気づくことができ、
私にとっての大きなご褒美でした。

余談ですが、年齢を重ねていき、友人にあうと、
うっかり「病気あるある話し」に発展してしまうことありませんか？
「私、去年から血圧の薬飲んでるよ！！」とか
「お酒の飲み過ぎで肝臓やられちゃって、ドクターストップだよぉ」とか。
切ないけれど、笑ってお話ししているところは、見ていてとてもほっこりします。

私もちょこっとお話ししちゃって良いですか？
人生での入院や手術は数知れず。
「病歴」というものを書こうとすると、すごい長々になりそうですもの。
整形外科での手術は２回。入院は３回。
婦人科での手術も入院も２回。
産科での手術も入院も２回。
内科での入院は１回。
これだけ書いてみると、とても切ない感じですよねぇ〜〜
でも、今、ばっちり元気です。

これらの手術や入院の経験は、看護師としても女将として仕事をしていく上で、とても勉強になりました。
人と人との接し方や言葉使い、応対方法などなど、
受けてみないと解らない感覚や感情。

「体験する」ことで解ることって大変多いですものね。
ただ、
「体験」を「経験」に変えることは、自分次第なのですが、、、、。

「医療あるある」なエピソードをひとつだけ取り上げてみてみますと。
医療機関や薬局って、とにかく、待ちますよね。
その「待つこと」でのシーンを書いてみますね。

待ってる患者様側って、「すごく待った感覚」があるのですよねぇ〜。
でも、必死で医療を提供している側って、
一つ一つの医療行為で必死！！
お一人お一人に医療提供することを次から次へとおこなわないと、
医療が停滞してしまうから、とにかく「こなしていくこと」で精一杯！
だから、時間の感覚がほとんどわからなくなっているのです。
さっき、９時だったのに、あれ？！もう１４時？みたいな感覚です。
看護師として働くときは、まず患者様のための「医療行為」「看護行為」をスムーズに行うことを注力してしまう。。。
「仕事をこなす」みたいに思われてしまうかもしれないのですが、、、、。
患者様の感情や心の動きを感じ取る余裕がなくなってしまう。。。。
（でもでも、医師をはじめとし医療チームは、毎日必死なのです。それはご理解下さいませね）

患者様側は、どう思っているのか。。。
それは、私が医療を受けに行った時に、ハッと感じました。
「私は、さっきからこんなに待ってるのに、まだ検査してくれないの？」
「いつまで待たされるの？」
「さっきから、１番窓口へいってください、といわれたり
４０番検査室へ行って下さいといわれたり、
たらい回しにされてるのかしら？」
な〜んて思ってしまうことが幾度となく。。。。
一つ一つの工程で停滞している感覚になり、
「待たされている感覚」が大きくなる。
不思議。。。。

でもね。すごくホッとすることもあったのです。
「一言」心を添えることで、その患者様の「待たされている感覚」が軽減されていくんですよね。
患者様の前を通るとき、「お待たせしていてすみません。」
とか、「お寒くないですか？」など、
患者様の思いを出来るだけ感じ取り、お声かけする。

検査や診察に呼ばれたときも
「ひらたさ〜〜〜ん！！はい、どうぞぉ〜〜」
って、のんびりな間延びした感覚の雰囲気でよばれると、
悲しい気持ちになってきた。。。。
でも、でも。
明るい笑顔で、そして優しい口調で
「平田様。お待たせしてすみませんでした。どうぞお入り下さい」な〜んて言われたら、
「あ、こちらこそ、すみません！！宜しくお願いします」って思っちゃうじゃないですか♪

医療だけではなくて、
役所関係とか銀行や郵便局、レストランとか百貨店とかでも同じかもしれませんね。。。
どこへ行っても、かなり待つことありますもの。。。

だから、やっぱり、
「一言を添える」ことが大切なのですよね。
「心を添える」ことが大切なのですよね。
ただただ「言葉を発する」ですと「言葉を放り投げる」になっちゃいそう。。。。
だから、私自身もいつでもどこでも「言葉に心を添えられる私」でいたいと思います。

「待つこと」は、身近で解りやすい一例でしたが、、、
こんな様に一つ一つの医療サイドの行動や言葉に気づきを得て学べたことは、
私の財産になりました。
これからも、気づきを得て学びを増やしていくぞぉ〜〜

その為には、まずは「心のアンテナ」を張り巡らせて！！