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CFOの役割について

オープンエイトに入社して、早1年が経ちました。色々激動の1年でしたが、スタートアップならではのスピード感と刺激があり、とても充実した日々を送っています。そして、我々は新貝さんや菅原さんといった、日本を代表するCFOの方に経営に参画して頂いていることもあり、まだまだ至らないところも多くありながら、とても多くのことを日々学ばせて頂いています。

こうした中で、改めて、CFOとはどのような役割なんだろうかということを、自分の中で整理してみたいと思い、この記事を書いてみます。将来CFOを目指す方にとっても、参考の一助になれば幸いです。

CFOの役割とはなにか

CFOの役割

改めて僕が考える、CFOの役割は、上記のとおりです。

CxOとして、全社経営戦略、重要意思決定を行うこと、これが最も重要であると考えており(これは、CFOに限らず、全ての経営陣、CxOにとっての重要事項だと思います)、その上で、1) 財務・IPO、2) 経営管理、3) IR、4) 事業開発 などを担当することが重要と考えています。

財務・IPO関連

恐らく最もCFOとしてのイメージが沸きやすいものだと思いますが、

・株式・社債・銀行借入などを活用した資金調達の実施
・ストックオプションなど、証券を活用した各種報酬制度の設計
・IPO準備(上場審査対応、エクイティストーリー構築、証券会社対応等)

などの、所謂証券知識を活かした各種対応を意味します。既存株主、新規株主、証券会社、東証、など、それぞれの利害関係者間の調整を如何に行い、適切な企業価値向上の為の財務アクションを推進できるかが重要と考えています。

経営管理

経理(経理実務および監査法人対応)、法務、人事・総務など、所謂コーポレート部門の管掌を指します。

僕は、コーポレート部門を管掌する上で、とても大事なことは、

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の3つだと考えており、一見背反しているように見えるかもしれませんが、

・コーポレート部門の顧客は従業員である
・コーポレート部門が、事業を推進する上でのストッパーになってはいけないし、むしろコーポレートとしてどのように事業・会社の成長に資するかを考えるべきである
・一方、例えば不正会計や、違法行為などを防ぐ、適切な内部監査体制を整えることなどは、会社の品格を作り、会社を中長期的に発展させていく為に、極めて重要である

という、従業員の目線に寄り添い過ぎてもいけないし、かといって、従業員をチェックする、という意識になり過ぎてもいけない、このバランスを持ち合わせていることがとても大事だと考えています。

IR・投資家対応

IR、あるいは広報として、市場との対話をいかに図るかも、非常に重要な一つの役割と考えています。上場前 / 上場後で果たす事項もやや変わりますが、どのような情報をどのように開示し、自らをどう定義して、どう適切に自社を市場・投資家に理解してもらうかは、中長期的に企業を発展させる上でとても大事であると考えています。

事業開発・M&A対応

既に幾つかnote記事も書きましたが、過去に比べて、M&A(一部出資含む)はだいぶ身近な経営戦略になっていると思いますし、M&Aを適切な経営戦略オプションの1つに加えられるか否かで、会社の成長角度は大きく変わると考えています。M&A専門会社や、証券会社、銀行などと適切に連携し、M&A機会を適切に創出すると共に、必要な実務対応を行うことが求められます。

CFOが1人で全てをやる必要はない

例えば、

財務/IPO:VP of Finance, IPO準備責任者
経営管理:経営管理部長、VP of Corpopate
IR:IR担当責任者
事業開発/M&A:事業開発担当、M&A責任者

のように、それぞれの役割に応じて、別途CFOの他に担当責任者を設けている会社も多くあるように見受けられます。一般的には、CFOには、投資銀行出身者の方と、会計士/監査法人出身者の方が多い印象ですが、投資銀行出身者の場合、財務・IR・M&Aなどは強い分、経理や経営管理に強い会計士の方と組むことが多い印象ですし、逆に会計士出身のCFOは、VP of Financeや、M&A責任者、のような形で投資銀行出身の方と組むことが多い印象です。

繰り返しですが、個人的には最も必要な資質、磨かないといけない資質は、CxOとしての役割の部分であり、各専門性の領域は、もちろん自分が強い部分をきちんと磨き、役割を果たすことも重要ですが、その上で、必要な部分は適宜パートナーを見つけながら進めることが大事だと考えています。

最後に

まだまだ僕自身、CFOとして未熟な部分が多いと思っていますし、偉そうに語れることは全くないのですが、やはり1年間経ってみて、この役割はとても重要性が高いと感じると同時に、とてもやりがいがある役割だと感じます。是非、現在CFOの方、あるいは今後CFOを目指される方と切磋琢磨しながら、今後も自分の腕を磨いていきたいと思います。

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