見出し画像

こころの旅をする

どこかに行きたい。

ぶらりとカメラ片手に出掛けてみたい気分になる。でも自分がハイリスクな人になっているので、ワクチン接種してから少し考えたい。今年もどこにも出掛けずに、8月を迎えてしまった。そんな時は、地図を眺めたり旅館やホテルのサイトを眺めたり。頭の中でシミュレーションを組んでみる。

ワクチンの2回目接種が終わったら、しばらく様子見ながら旅行の計画を立てていこうと思う。旅と言うのは、こころの自由を満喫するものだと思う。地域の食事や温泉もあるけど、一番は自然のなかに帰って、こころを解放させることだと思う。写真を撮りながら、ファインダー越しに風景をスッと確認する。

多分そんな時、私はしあわせになる。今年の夏は何処にも行けないと思ったから、ベランダ菜園を始めたのだが、普段ならベランダ菜園などそっちのけで、自然の中で自分を開放し、のんびりと過ごしていたかもしれない。だから今年は、ベランダで野菜たちの世話をしつつ、地図を見たり、旅館のサイトを見たりしながら、まずはここに行こう。などと考えることに気持ちをシフトさせた。

若い頃は、断然海派だった。しかも南国の珊瑚礁の海。コバルトブルーの美しい海に、特に行きたかった。中村征夫さんの撮る海は私の憧れだった。当時の雑誌に掲載されていたと思う。南国の海専門の雑誌が当時はあって、シュノーケルをする、スタイルの良い女性がモデルになって写っていた。こころが開けるような気分になって、何度もその雑誌を繰り返し見ていたのだ。

いまは何故か、山の方に行くことが多い。水辺と言っても、湖や渓谷であることが多い。それでもこころは晴れるのだ。そんなこころに残る風景を思いながら、計画を立てていく。いつ行くのかとか、冬は封鎖されてしまう道とかを考えながら、この季節がいいなと考えたり、その行った先で、何を食べるとか考えるのが、行ってはいないのだが、それだけでこころが満たされるような気分になるのだ。

コロナが終わることはまだまだ先だと思うが、それまでにこころの中でシミュレーションを組みながら、少しこころを癒したりすることを繰り返しながら、この長いトンネルをくぐり抜けていこうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?