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「住環境・習慣・関係性」家づくりの三大要素

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新築・リフォームでトラブルが起きる一番の原因は、専門家とお客様の関係性が希薄で、双方の信頼関係が構築されていないことです。昔のような「代々お世話になっている大工さん」のように専門… もっと読む
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新築に潜む恐ろしい健康被害

住環境が及ぼす悪習慣私は以前、建物の設計監理と住環境のコンサルタントに従事していました。その頃のデータと経験から、住環境は家族の関係性と健康に大きく影響を及ぼしています。 お客様からの相談には「家の中が暗い」とか「部屋が湿気て気持ち悪い」という内容のものが多くあり、これらの原因には次のようなことが考えられます。  敷地そのものが湿気ている(排水の不備・敷地が周囲の地面より低い)  床下換気口が少ない(換気口の位置が有効でない・物で塞がれている)  部屋の換気が悪い(

新築・リフォームの大失敗の原因

悪習慣の錯覚ファミレスで食事している時、隣の席の60代の女性2人が話していることが耳に入ってきたので、その内容をお伝えします。 二人の女性の職場は長年経営している士業の事務所で最近、二十代の女性を中途採用したそうです。中途採用の女性はA子さんといいます。 その事務所は何年も片付けたことがなく書類や本が山積み状態だったらしく、A子さんは、入社した早々、頼みもしないのに事務所内の片付けを始めたらしいのです。60代の女性はそれが気に入らなくてA子さんにこう言ったそうです。 「

収納に大金を払って我慢する

人とモノと空間比率何故、新築する方はモノの収納に大金払うのでしょう。日々の暮らしの中でモノに溢れた生活をしている方に限ってこの傾向があります。 私自身も耳が痛い話しで、生活に必要なモノ以外は何もない、そんな生活をしてみたくなる時があります。 新築・リフォームの坪単価には、モノの収納スペースも入っています。中には生活する居住空間より収納重視のお客様もいます。 モノが多いので収納を多めに計画したいというお客様は、居住スペースが60%、収納スペースが40%。つまり、人とモノの