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専門書を自分の言葉に置き換える読書術

読書といえば、最近は荷物になるので電子書籍で読む機会が多くなりました。でも、やはり紙の本が良いです。電子書籍が悪いわけではありませんが、何気なく本棚にある背表紙を見てすぐ手にとってパラパラとめくれるのがいいですね。

そんな本好きの私がたまにする失敗が、既にある本の二度買い。普通は考えられないでしょうけど、私はこれまでに数冊あります。

原因は、本屋で私が反応する背表紙のタイトルが同じ傾向のものが多く、購入した本はとりあえずカバーを付けた状態で棚積みします。結果的に読み終わっていないので同じ本を二度買うというパターンです。

自己流の速読術

本は読み慣れてないと、内容がすべて大事なような気がして一字一句逃さず隅から隅まで読んでしまいますが、読み慣れてくると読む速度があがります。

ある程度、慣れてくると、筆者が言い回しを変えて何度も書いている部分とか、自分の興味と無関係な部分を読み飛ばせるようになります。

読む前に目次に目を通し、興味がある目次に内容を想像してチェックを入れます。読んだ時に自分が想像した内容と相違点があったら付箋を貼っておきます。

ここでのポイントは、アンダーラインではなくて付箋です。実はこのアンダーラインがクセモノです。通常、アンダーラインを引くのは重要だと判断したところです。

ところが後で本を読み返した際、アンダーラインの箇所を読むと「なんでこんなところにアンダーラインを引いたのだろう?」と思うことが多いのです。

そう思う理由は、アンダーラインを引いた時に重要な箇所だと思ったのは、その箇所に至るまでの前文があったからです。筆者は、重要な箇所を読者の記憶に留めるために逆説的なことを言ったり、別な言い回しをしたり、ストーリー仕立てにしながらページ数を増やしています。

それらの前文を読まずにアンダーラインの部分だけ読んでも、意味不明なのは当たり前です。それより大切な箇所があるページには付箋を貼っておき、ページの前後を読み返すと、後で読んでも大切なポイントが明確になります。

アンダーラインを引くのは悪いことではありませんが、実は脳に「アンダーライン以外の部分は不要」と刷り込んでいるようなものです。

読み終わった本を、何かの参考にするために読み返す際には、付箋を貼った箇所とその周辺をひとかたまりで読むことをお勧めします。

このやり方は、ハウツー本や専門書を読む時には効果的ですが、あなたに合うかどうか分からないので、自分に合うと思ったら試してみて下さい。

【小さな実践】
読んだ本を参考にする時には、ポイントに付箋を貼っておき、最低でもそのページの前後を読み返し、ノートに自分の言葉に置き換えて書いてみる

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