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[自分史]②保育士A先生。専門学生から保育園で働くまで

[自分史]②ですので、内容がわからない方は前回のnoteをご覧ください。

https://note.com/hiro30techer/n/n01074bc3c5a2

保育の専門学校に通うようになりましたが、僕自身は介護をしたくて入学したため、保育のことを本当に何もわかっていないままでした。

専門学校へ入り、本格的に保育の勉強がはじまり、ピアノも初めてでしたし、保育原理などの勉強をしましたが、全く頭に入ってきませんでした。

最大の難関は”保育実習”でした

初めての実習は年長クラス

子どもと関わったことがほとんどなかったので、子どもの話す言葉が聞き取れなかったり、意味がわからない状態でした。さらにピアノを子どもたちの前で弾かないといけないし、実習日誌は勉強嫌いの僕には地獄でした。


書くことが苦手

ピアノが苦手

人前で話すことが苦手

子どものお世話もしたことがない

家事を自分でしたことがない


さまざまな苦手なことが、ここではできていないといけなくて、実習に行くと自分には保育園は無理だと思いました。

しかし、実習で一番の収穫は子どもたちから「先生」と呼ばれ、「遊ぼう」と自分と遊ぶことをとても喜んでくれたことです。こんなにも必要とされることはいままでなかったと思います。

一緒に遊べば遊ぶほどに、もっと一緒にいたいという気持ちが芽生えました。

「無理だ」という気持ちと「もっと一緒に関わりたい」という2つの気持ちで1回目の実習を終えました。


2回目の実習は2歳児クラス

言葉がまだはっきり言えない子どもたちで、言葉を聞き取れなかったり、言葉かけに戸惑いました。子どもへの言葉かけがうまくできず、担任の先生の真似をしようとしましたが、恥ずかしさが勝ってうまく言葉かけできないことが多かったです。

そんな中、担任の先生にもあまり話したり、関わろうとしない恥ずかしがり屋の女の子がいました。ぼくはその子のことが気になっていて、自分から関わろうとしましたが、うまく話しかけられません。だから、できるだけそばにいるようにしました。

そうして何日か実習が過ぎ、ある日、担任の先生にもあまり話したり、関わろうとしない砂遊びをしていて、急に僕にスコップを渡してくれて遊びに誘ってくれたのでした。

それを機に、その子をの距離が縮まり、僕の膝に座ってくれるようになったり、自分からそばにきてくれるようになったのです。

この出来事が僕を「保育園で働いてみたい」という気持ちにさせられました。


大本命の特別養護老人ホーム実習!

そして、もともとやりたかった特別養護老人ホームでの実習

ボランティアで何度もお年寄りの方との関わり方も学んでいたので慣れているはずでしたが、なんとなく職場の雰囲気が暗いような気がして、実習に行くのが”しんどい”と感じていました。実習中”胃”が痛くなることが何度もありました。

やりたかったはずなのに、実際に体験してみて比べると、保育園の方が楽しくて楽しくて。

保育園で子どもと関わる楽しさを知ってしまった僕は、この実習を機に「保育園」で働くことを決意しました。


なんとなく、保育士の道を選んだ僕でしたが、実際に体験することでやりたいことを見つけることとなりました。

やりたいと思えるには「楽しい」と思えること

楽しいなら自分にとって困難な道でもやっていける


自分の直感を信じてこの道に進み始めたのでした。


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