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収納はアクション数が命

整理収納アドバイザーやミニマリストなど、片付けのプロは必ず持っている「アクション数」という考え方について解説します。

整理収納の基礎
 1、整理=いるモノといらないモノを分けること
 2、収納=いるモノに帰るべき家(定位置)を与えること

アクション数とは

アクション数というのは、取り出すまでの動作の回数のことです。

例えば、クローゼットに帽子がしまってあるとします。そして、その帽子が後生大事にフタ付きの箱に入れられて、ちょっと高い位置(押し入れでいう天袋)に収納されていたとしたら…

帽子を取り出すまでのアクション数
 1、
クローゼットの扉をあける
 2、
踏み台にのる
 3、箱をおろす
 4、箱のふたを開ける
 5、帽子を取り出す

帽子を取り出すまでのアクションは「5」です。片付ける時も同様。この数字が大きくなるほど片付けは億劫になり、出しっぱなしの原因になります。

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アクション数を減らすには

このアクション数をいかに少なくしていくかが、使いやすい収納を考える際のポイントになります。耐えられる回数は人によって違います。ズボラな人ほど少なく設定しましょう。(ちなみに、私の理想アクション数は「3」です。4以上になると面倒くさく感じます)

アクション数を減らす具体案(例)
 1、ふたを取り外す
 2、扉のない収納にする
 3、引き出しから置き型収納に変更する(ペン立て等)
 3、フックを使ったつり下げ(ひっかけ)収納にする
 4、高い位置になるべくモノを置かない

高齢者や幼児が使う際には、特に安全な場所へ収納し、無駄にかがんだり踏み台を使ったりしなくてもワンアクションでモノが代入れできるよう工夫しましょう。

引き出しの中に蓋付きケースはいらない

引き出しを開けるという動作は、それだけでワンアクションです。

その中に、小さい入れ物があったら、開ける→開ける→取り出す→(ケースのフタを)閉める→(引き出しを)閉める、とドンドン動作が増えてしまいます。フタの一番の役割はホコリを防ぐことですから、引き出しの中に収納されている時点でフタはほぼ不要です。

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注:画鋲やホッチキスの芯など、素手を突っ込むと危ないモノには蓋をしましょう。


整理収納アドバイザー
はるまま


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