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キュートな猫がお出迎え「めぐりあうものたちvol.3」@松岡美術館

東京にいる間に、美術館と博物館を楽しもう!と鼻息荒く購入した「東京・ミュージアムぐるっとパス2022」。
施設によってパスのみで入場できたり、割引になるので、とてもお得です。
最初に利用した日から2か月間有効で2022年のものは3月31日まで。そろそろリミットが近づいてきたので、パスのみで入場可能な施設をピックアップし、プランをたてました。

下記3施設に行きましたが、まずは松岡美術館についてご紹介します。

①松村美術館「めぐりあうものたちvol.3」(2022年11月1日~2023年2月5日)
②東京都庭園美術館「機能松岡美術館と装飾のポリフォニー」(2022年12月17日~2023年3月5日)
③郷さくら美術館「松村公嗣の世界」(2022年12月3日~2023年2月26日)

松岡美術館とは

設者・松岡清次郎の自宅跡地に美術館があり、自分のためだけに蒐集してきた2400件あまりの一級品を広く楽しんでもらいたいと創立されました。
住宅街の中でひっそりとたたずむ建物。入ってすぐ、何とも言えない可愛さの猫が迎えてくれます。尻尾で地面を支えているのが健気で、思わずクスっと微笑んでしまいました。

美術館入口
展示会チラシ

常設展示「古代オリエント美術」「現代彫刻」「古代東洋彫刻」

古代東洋彫刻が圧巻でした。インドのヒンドゥー教神像群やクメール彫刻、中国仏教彫刻など56件が展示され、丁寧な説明文とともに非常に楽しめます。
「悟りを開いた仏界の最高位の仏陀像」と「仏陀になるために修行をしている菩薩像」。それぞれ立像と座像があり、人間とは異なる三二種類の優れた特徴三十二相の説明など、とても勉強になりました。
仏像を見ていて「布一枚の質素な仏陀」「装飾ジャラジャラ派手な菩薩」と気づきました。極めれば身にまとうものもシンプルになるのね…(※個人的な感想です)

インドのヒンドゥー教神像群やクメール彫刻
仏陀と菩薩の違いが分かりますか

企画展示「明清陶磁 繚乱の美」「中国明清絵画展」「幽玄の道」

明清陶磁の企画が素晴らしい。王朝が変わっても終わることなく、新たな技法や文化が混ざり合って進化していく。その変遷を非常にわかりやすく楽しむことができます。
絵付け磁器も素晴らしいのですが、私は単色の深い色合いが好きで、紅色釉の磁器に目を奪われました。

豇豆紅釉
茶葉末釉


お気に入りポストカード

訪れた美術館で、とっておきのポストカード1枚を自分用に購入するという勝手なルールを作っております。
迷うことなく決まりました。
「猫の給仕頭 ディエゴ・ジャコメッティ作」 

ポストカード「猫の給仕頭」

松岡美術館
住所:〒108-0071 東京都港区白金台5-12-6
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)※第一金曜日のみ10:00~19:00(入館は18:30まで)


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