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BTS 10th Anniversaryの花火が美しくて思うこと

BTSデビュー10周年を記念したイベントで花火のライブ中継があった。

すべての楽曲と花火とのシンクロが見事で、打ち上げに関わった花火職人の仕事ぶりに感動してしまった。
15:08辺りから「Butterfly」が流れて、上空から俯瞰した映像には真っ黒な川と夜空をバックに花火が次から次へと綺麗に打ちあがり、その花火を見ながら感じいったことがあって、これはBTSという壮大な物語なのだということ。
その物語に自分は巻き込まれているし、物語は現在進行形で続いている。

10年前に結成された個性豊かな7人の青年(+少年)が歩んでいるBTSという物語は、簡単には言い尽くせない。
弱小事務所だし、デビュー後すぐに消えてもおかしくない、そう言われたグループだったという。
今となっては考えられないことだけど。

数十名だった弱小の所属事務所は今やグローバル企業へと発展した。
BTSの一挙手一投足によって起こる会社の株価の変動はニュースとなって世界中を駆け巡る。
たったの10年で。

1年前に興味を持ったBTSというグループは意味にあふれている。
ありのままの姿で輝きを放っている、そういう存在。
BTSとBTS以外のアーティストとの大きな違いは、そういうところ(個人的な考え)。

所属する会社が大きくなったり、ビルボードで1位をとったり、グラミー賞にノミネートされたり、グラミーでパフォーマンスをしたり、有名ブランドのアンバサダーをしたり、いろいろなものが付いてきたけど、すべて事後的なもの。

デビュー前からSNSを活用して自分たちで手作りで宣伝もしてきたし、多くの人に知ってもらうためメンバーが努力してきた。その成果といえばそうかもしれない。

世界の音楽業界に多大の影響を与える存在になるとは誰も想像しなかっただろうし。
ドラマチックな彼らのサクセスストーリーは見ごたえがある。
Netflixのドラマならシーズン2がこれから始まるところ。

関係ない話のようだけど、最近、NHKのドキュメンタリー番組「映像の世紀 バタフライエフェクト」で”ビートルズの革命「のっぽのサリー」の奇跡”を観た。
名もない4人の若者がどうやって集まりビートルズを結成したか、彼らおよび彼らの音楽が世界へ与えた影響を当時の社会背景と照らし合わせて紐解いていた番組だった。

番組を見て驚いた事実が2つあった。

1つ目は、ビートルズは1962年にレコードデビューし解散は1970年で、グループとしての活動はたったの8年間であったこと。

2つ目は、徴兵制度による2年間の兵役が1960年をもって廃止され、兵役を免除されたのが1960年時点で21歳未満の男子だったこと。
このとき、ジョンが20歳、ポールが18歳、ジョージが17歳、
ぎりぎりで徴兵を逃れられたという事実(KPOPのアイドルグループのデビュー年齢に近い・・・)。

なぜ、ビートルズが気になったのかといえば、BTSがアメリカのTV「The Late Show」に出演したとき、現代のビートルズとして紹介されたから。
ビートルズが出演した当時のステージを模した中でBTSはパフォーマンスを行った。

その当時の詳細を紹介している記事(note)をこちらに置きます。

2020年といえば、自分はのほほんとBTSをまだよくわかっていない頃。
ビートルズもBTSもメッセージ性の強い楽曲であることは共通点。

ビートルズの活動期間は8年間だが、BTSは結成10周年を迎えた。
ビートルズは、徴兵制度の廃止によってグループ結成できたが、
BTSは、10周年の現在、グループは解散せず、メンバーのうち2人がすでに兵役に就いている。残りの5人も後に続く。
2025年に7人の再結集を目指している。
そして、BTSは20周年も30周年もグループが続くことを夢見ている。

大戦が終結して60年以上経った今、韓国の置かれた状況に目を向けざる得ない。近代の歴史において欧米諸国とアジアの関係がどうであったかが、現在に繋がっているし、影を落としている。

そんなこんなを思いめぐらしながら、花火を観た。
BTSという壮大な物語は、果てしなく予想もつかない展開をし続ける。













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