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最高のポップスターになったよ、ジョングクさん

黄金マンネのジョングクさんが、11/3にソロアルバム「GOLDEN」を出した。
全部で10曲、すでに発表されている「セブン」、「3D」も含まれている。
メイントラック「Standing Next to You」のMVが公開されたが、
これが、笑っちゃうほど凄い、凄かった。
「セブン」、「3D」ともチャートの記録を残しているし、それも凄いことだが、これまでのジョングクさんの延長線上でしかなかった。
「Standing Next to You」のMVを観て気づいた。
あっ、これでジョングクさんは、願っていた通りの「最高のポップスター」になったと理解した。

最近のnoteでジョングクさんについて書いたもの↓を踏まえ

本noteのタイトルを「最高のポップスターになったよ、ジョングクさん」とした。
それぐらい「Standing Next to You」とそのMVは凄かった(語彙力のなさ)。
ジョングクさんが目指していたものに追いついた気がする。


1.クラシカルなジョングクさん

凄いところの1つは「新しくない」ということ、「今」じゃないということ。逆説的だが。
MVのジョングクさんの衣装をみると、ざっとだが、以下の3つのパターン。

トンネルで謎の女性にむかうとき、素肌にクラシックなグレーのベスト&パンツ
劇場らしき舞台でMJへのオマージュとも見えるクラシカルな衣装
ブタペストで撮影したといわれるスリーピーススーツ着用のジョングクさん

20~30年前の映像といってもおかしくないくらいクラシカル、
時代を問わない比較的コンサバ衣装の映像となっている。
ヘアスタイルも短髪。
そして、この衣装でマイケル・ジャクソンへのオマージュを思わせるダンスを織り込んだキレッキレのダンス披露したジョングクはとてつもなくセクシーになった。驚き。
 
「ジョングク」+「コンサバ衣装」+「MJ風ダンスパフォ」=「セクシー」

新しいものは古くなるのも早いし、色あせるのも早い。
クラシカルな佇まいのジョングクさんは、クラシカルな色調のセットにカラフル度ゼロ。これが新鮮。

前奏もいきなり冒頭からジャーンという壮大な音で始まり、そのままクライマックス状態が続く。そんな感じ。

2.真剣に愛を歌うジョングクさん

歌詞の内容は一途な激しい愛だが、なんせ「愛」を歌わせたら右にでるものはないジョングクさんだから、はまるに決まっている。
しかも、これでもかこれでもかの歌の盛り上がりが最後まで続くという奇跡の流れ。
よく歌えるなと思うくらいのピッチの打ち方、それに歌とダンスもリンクしているし、ベース&ドラムのみで歌なしの最後の部分はMJへのオマージュのダンス詰め合わせといってもいいくらい。

高音が美しいし、いつ息を吸ってるのかわからないくらい、かぶせてかぶせてくるし、聞いてて癖になる。

ジョングクさんの表情も常に真剣、にこりともしない。
恋人同士を阻もうとする許されない愛の世界を歌っているので当然だが、それがいい。

出だしからシリアス
溜めまくって踊る 顔も険しい
これ以降、力が入った表情のオンパレード
ジョングクさんの視線の先に誰かがいるとしか見えない睨み、すんごい
はげしくうめく表情はなぜだか色っぽい
俳優みたい(プライベートじゃ絶対できねぇあごくい)
演技入っている 憂い顔
黒髪、白ワイシャツ、ベスト、背広(何がいいたいかといえばすべてせくしー)
香港のアクションハンサム俳優か
ピアス多めの若手サラリーマン
渋い演技入っている
ここのためのダンスもセクシー
最後になってマンネグクに少しもどる

上の写真を見てもわかるように大人の男になっているジョングクさんは、新鮮この上ない。
今まで見たことないジョングクさんばかり。歌舞伎なみの感情過多の表現も多い。
「Standing Next to You」は古典的な演出が多いのか、味わいポイントも多い。

Jimmy Fallonさんの番組出演時のパフォーマンス

歌い方は音源よりもLIVEの方がよかったりする。
スタンドマイクの使い方も斬新、とにかくジョングクさんがかっこよすぎ。

3.MVについて


MV界隈では有名な監督さん(Tanu Muino)が撮影したらしい。
映像の中にはディカプリオ主演の映画「ROMEO + JULIET」(1996年製作)へのオマージュ映像ともみえるシーンがある。

上の「ROMEO + JULIET」の1:16辺りの映像
MVの2:02あたりの映像

「ロミオとジュリエット」はシェークスピアの悲劇の代表作の1つ。

Choreography ver.も出た。


Choreography ver.の方が舞台の全体像がはっきりする

MVでは、最初、この舞台の背景に幕がかかっている。

そこへ「JK」と書かれたこのパーティへ、リムジンオンリーとある通りリムジンカーが続々と入っていく映像があり、その後、幕がはがされるシーンに続く。

幕がはがされる

個人的にはこのシーンが象徴的な演出に見える。
どのような演出かというと、グローバルなポップスシーンに風穴を開けるという意味で。
K-POPという1ジャンルに押し込められている現状がある。
ジョングクさんが、誰もが認める最大のポップスターMJへのオマージュを盛り込んだダンスナンバー「Standing Next to You」を引っ提げてポップス界の現状を打ち破る、そう見える。
正統派のダンスで魅せる男性ソロシンガーがほぼ見られなくなったこの時代(自分の中ではアッシャーで止まっている)、それを打破すべくポップス界に新星のごとく現れたのがジョングクさんという物語、これがしっくりくる。
米国ポップスの歴史を塗り替えるくらいのインパクトではないかと・・・勝手に思っている。アルバムが出て数日しかたっていないが・・・。

オーソドックスであり、懐古的であり、だから、新しい。
あのMJを思わせる振り付をここまで楽曲に取り入れるには勇気がいることではないかと思う。成功するには高いクオリティが伴わないといけないから。
でも多くの人が(特にMJ好きが)どこかで待ち望んでいたことでもあり、それをジョングクさんが成し遂げた気がする。

業界に詳しいわけでもないが、音楽に対して一所懸命に純粋なジョングクさんの姿に、米国エンタメ界は胸打たれてもいいんじゃないかと、傲慢にも思う。
それはジョングクさんの歌唱力とダンスのスキルの水準の高さがあるからいえること。まねしたくてもできないでしょ、といいたい(何様・・)。

MVには不思議なシーンがある。
リムジンの運転手が車から降りて、舞台前で取っ組み合いの喧嘩をするシーンがあるが、そこが逆回りの動きで、その喧嘩のシーン越しに見える背景の舞台のダンスは逆回しではないというところ。
その後、運転手はリムジンに戻り、リムジンごと去っていく。
何かを象徴しているようで深読みしたくなるが、まだ、曖昧。


4.歌詞について

「ロミオとジュリエット」に代表される悲劇性を伴う恋人たちのストーリーがなぜ美しいのか、それは人間がだれしも持つ心の奥底にある純粋性に響くからだと。そういうことらしい。
多様性の時代、恋人同士はさまざまなシチュエーションがあり、隠れていた悲劇性はより表にでてくる機会が増えている。

今回の「Standing Next to You」のモチーフが「ロミオとジュリエット」からとられたものか不明だが、歌詞からその精神世界は近いことがわかる。

僕らは長い時間を耐え抜くんだ
誰も僕らの愛を否定できない
僕らは離れ離れにはできない 僕らは耐え抜くんだ長い時間を
約束するよ 僕はちゃんとここにいるから
君の隣に立って
火の中でも、君の隣に立って
分かっているだろう これは雨よりも深く
痛みよりも深いってことを
まるでDNAのように深いから
誰にも奪うことはできない

「'Standing Next to You' Official MV」の日本語字幕より

ジョングクさんは歌詞でこの歌を気に入ったのではないかと思うほど。ジョングクさんにぴったし。

5.最後に

ジョングクさんのソロアルバムはバラードで固めてほしいと思っていたが、ほぼ叶ったと思っている。どれも好きな人への愛を歌っているから。
MVがない残り7曲もこれからじっくり聞いてみたい。

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