自分自身に優しくできないことへの対処法

割引あり

解毒ワークやカウンセリングによって毒親との関係性が整理されてきたため、しばらくnoteの更新を控えていたが、最近のカウンセリングで再び進展があったので記録しておく。

結論を先に読みたい方のために書いておく。
なぜ自分自身に優しくできないか。それは、『過去の傷ついた自分を自分の一部として受け入れられなかったり、自分の中にいる"嫌いな自分"に対して優しくできない人は、往々にして自分(全体)に対しても優しくできない』ということであった。

1. カウンセリングの経緯

カウンセリングの際に、私はふと以下のような発言をした。
自分自身に対して優しく接することができない。無意識のうちにキツく当たってしまう。いつも友達に対してはとても優しい言葉をかけたり寛容な対応をしたりしているのに。社会人になってからは一層、自分に対して厳しくいるよう心掛けてきた。しかし鬱になってからは、なるべく友達にかけるような優しい言葉を自分にもかけるように心がけているが、ほとんど常に、無意識のうちに、自分を厳しい言葉やルールで縛ってしまう。
例えば、鬱が酷くて何もする気が起きないときでも、"頑張って"机に座って、"頑張って"ドラマや映画を観てしまう。何もする気が起きないんだから寝ていればいいし、それが適切な対処法でもあるのに、いつの間にかに自分を律して”頑張って”しまう。

するとカウンセラーさんが。
「普段生活している中で、場面に応じて色々な自分が出てくると思う。英語では、そういう自分のことを"parts"という。あなたは自分の"parts"の中で嫌いな自分はいるか?」

私は特に『他人に媚びへつらってしまう自分』が嫌いだ。上司や顧客に対して、必要以上に笑顔を向けたり、自分の意見とは違っていても同意をしたりしてしまう。

「その自分はいつ生まれたと思うか」とカウンセラーさんに問われて、私は「転校したとき」と答えた。

2. 傷ついた高校時代

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