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事実と真実は違う時がある。映画『流浪の月』を観てきました!

こんにちは。
田中裕子(たなか ひろこ)です。

今日は少し前に見てきた映画『流浪の月』についてお話ししたいと思います!!

みなさんは『流浪の月』という小説は知っていましたか??
実は私は映画を観るまでは全然知らず、友人がもともとフラガールのファンでその監督の李相日監督が手掛ける映画ということで教えてもらいました!!

流浪の月

『2020年本屋大賞受賞の傑作ベストセラー小説』に選ばれた凪良ゆう先生の作品です。
ちなみに凪良ゆう先生は割とボーイズラブ小説を多く書いているようでした〜
この流浪の月の映画監督を務めた李相日監督は今までに、有名作品でいうと2006年のフラガール、2010年の悪人、2016年の怒りを手がけた方です!
皆さんも作品を見たことあったり名前を聞いたことあるという作品が多いのではないでしょうか!?!?
そして李相日監督が担当し2022年5月13日から全国ロードショーで映画館で上映されている作品です!!

ダブル主演:広瀬すずそん・松坂桃李さん、その他横浜流星さん、多部未華子さんと言った豪華キャストなのも見ものです!

あらすじ

雨の公園で、10歳の少女・家内更紗がびしょ濡れになっているのを目にした19歳の大学生・佐伯文。更紗に傘を差し出した文は、引き取られている伯母の家に帰りたくないという彼女の気持ちを知り、自分の部屋に入れる。そのまま更紗は文のもとで2か月を過ごし、そのことで文は誘拐犯として逮捕されてしまう。被害女児、加害者というらく印を押された更紗と文は、15年後に思わぬ再会を果たす。
シネマトゥデイより

この後は何となくのネタバレがあるので気になる方はここまでに♪♪
ぜひ映画を見てみてください★

みどころ

・キャスト陣の迫真の演技

豪華キャスト陣が映画に既往されていますが、、、子役からメインのキャストの方々までも映画中の演技が物凄すぎて、ある意味気迫さえも感じてしまいました!!
この映画のために松坂桃李さんはかなり減量をして役作りされたそうです!!!
また、人の生々しさやそれぞれの人のいろんな感情が交差しているので見ている方もめちゃめちゃ影響されます!!

カップルで楽しい気持ちで見る映画ではないなと思ったのでもしカップルで見る際には心してみてくださいね(笑)

・事実は真実とは違う

とても考えさせられる映画でした。
主人公達は世間から見たら誘拐事件の『被害者』と『加害者』。
しかし本人達の中では事情もあり他人から見た真実と当事者本人達の真実とは全く別物というのが面白いところでもありました。
今のメディアやいろんなところから取れる情報がありますが、その情報の上辺だけみるのではなく本質もきちんと受け取り手は考えていく必要があるなと考えさせられました。

・一人一人の人への価値観

男女と言えば恋愛へ年齢が離れていればロリコンや年上好きといった世間一般、大多数の意見が優先されます。
今回の映画では家族でもなく友達でもなく、恋人でもなく体の関係もない男と女。しかしそんな2人が人という部分で惹かれあう。
人への愛にはいろんな感情があるしいろんな形があるのでは!?とはっと気付かされました!!

・大人になれない子供、子供のままの大人

誘拐された少女、更紗。幼少期に性的暴行を受けて育っており、話が進む中でも見た目は大人ですが中身はどこか幼さを感じさせるところがありました。
誘拐をしたとされた青年、文。は『死んでも知られたくないこと』があると話しています。
映画の最後ではその知られたくない部分を更紗に晒すシーンがあります。
文はおそらく二次性徴がこない病気で、母親から大人になれない息子は『欠陥品』だとひた隠しにされていたようです。
母の態度から文は大人になれないことが恥と思い人と関わることを恐れ生きてきた。
しかしそんな時に唯一心を許せる更紗と出会い本当は自分とはどんな人かわかってもらいたい!もっと人として普通に生きていきたいと願っていきていきます。

まとめ

自分が求める幸せを手にしようともがき事実と真実の違いに翻弄される2人の話、、、
個人的にはだいぶ衝撃的な映画だったなと思いました。
役者さんの演技もかなりすごいすぎるため考えるより感じる映画!!
その時々で見せる表情、雰囲気などの演じ分けが本当に凄くて圧巻です!!
原作が小説ということもあり、映画はいろいろ割愛している部分もあるので、見る時には小説も読んでみた方がもっと内容が入ってくるのかなと感じました〜♪♪

普段観ない映画を観るのもたまにはいいですね〜

では、また〜

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