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「むら上」実家は天草鮨の名店。 村上兄弟による熊本の魅力を伝える これが唯一無二の村上流「熊本前鮨」


熊本駅よりタクシーで約5分。
熊本桜町バスターミナルに付随した
複合商業施設「サクラマチ クマモト」から
西へすぐのところにお店はあります。

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テナントが入るマンションの
2階にお店は位置し建物正面から見て
右側の階段を上るとお店へ到着です。

天草市の名店
ミシュラン一つ星「奴寿司」の息子様が
2020年1月に開業した人気鮨店です。

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【オープン日】
2020年1月

【店内】
少し暗めの間接照明の映えるシックな店内に
イチョウの木のコの字カウンター10 席。

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【店主】
兄の村上 正臣(むらかみ まさおみ)氏と
弟の村上 拓也(むらかみ たくや)氏の
兄弟2人が、大将として店に立つ。
村上氏の実家は熊本県天草市にある鮨の名店『奴寿司(やっこずし)』。
父親である親方の村上 安一(むらかみ やすいち)氏を師匠に修業を積み、2020年1月に『むら上』をオープン。


【シャリ】
お米は奈良県の「ヒノヒカリ」を用いて
奴寿司さんとは違う、口に入れた時に
米粒の輪郭が分かる存在感のある白酢シャリです。

【おまかせコース12,000円(税抜)】
▶︎魚出汁のカブのスリ流し
旨味が凝縮された魚出汁に
蕪のオイルを垂らし
蕪の風味が引き立つ優しい口当たりで
スタートからヤラレマシタ。笑

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▶︎蒸し鮑の揚げ物
椎茸と鮑の出汁を合わせたソースをかけて。
「サクッジュワ」っとした食感と
キノコと鮑の香り塩梅が絶妙で旨いです。
蒸し鮑を皿に揚物にするなんて斬新。。

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▶︎鮑の肝ソーメン
鮑の濃厚な肝ソースを
コシのあるソーメンが受け止めてくれ旨いです。冷製パスタのような食感に近いです。

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▶︎クエ湯引き
ワサビと大根おろしで。
ぷりぷりの弾力があり上品なコクのある旨味。

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▶︎むら上流「ぶり大根」
ぶり大根にシャリを合わせてリゾット風で提供。舎利の酸味が全体をさっぱりさせて
食べやすい塩梅で旨いです。

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▶︎焼き白子と百合根
出汁にとろとろに煮込んだ白菜をかけ
濃厚な味わいの白子を掛け合わせた
初めての組み合わせで
百合根で食感のアクセントをつけた一品。

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▶︎太刀魚の炭火焼き
ネギとニンニクソース
香りは完全に中華ですが
サワークリームのような爽やかな味で
このような食べ方の太刀魚との組合せは初めてです。

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握り
▶︎アオリイカ
奴寿司さんを想わせる
雲丹塩とスダチ頂くアオリイカ。

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▶︎真鯛昆布締め
香りがふわっと漂い
ねっとりとして程よい弾力と舎利の塩梅です。

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▶︎鰆 
藁で燻し、身質、香り、旨味、シャリとの一体感。本日の優勝です。

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▶︎ブリのハラミ
軽く漬けにして九州醤油の甘味に
ガツンとくるパンチのあるブリの脂がまた良く、、旨い!!

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▶︎大トロ 塩釜産
サク漬けした大トロは
とろけるような舌触りと
旨味、余韻が上品に広がります。

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▶︎シメサバ
しっとりと舌を包み込むような身質に
鯖らしい酸味と旨味。

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▶︎イワシ
柚子胡椒とネギをサンドし
脂と薬味のパンチ力のバランスが良く
蕩けるような柔らかい身質がたまらない。

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▶︎車海老
表面だけ少し火入れして
ほぼレアに近い車海老はむら上さんの舎利と合います。

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▶︎ノドグロ
ネギおろしがパンチを効かせて
非常にジューシーでお上品な肉寿司のようです。

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▶︎ネギトロ巻き
歯切れがサクサクの有明海苔。

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▶︎デザート
黒糖アイス

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【まとめ】
ごちそうさまでした。

故郷天草の食材の魅力を知ってもらうため
マグロ以外は基本的には
地産地消に根付いた天草の食材で構成されています。

前半の摘みは
食材の面白い組み合わせや発想など、、
鮨屋さんとは思えない独創性のある摘みに
良質な熊本中心のネタに仕事をされた
美しい後半の握りでした。

元の奴寿司の本質は「創作鮨」。
創意工夫された鮨がこちらのお店へも引き継がれながらも、村上兄弟が繰り出す料理のセンスも素晴らしく、人気店なのも納得です。

王道の鮨屋とは違いますが
型にはまらない
村上兄弟の故郷・天草の食材を用いた
むら上流創作「熊本前鮨」を今後も楽しみにしております。

ありがとうございました。



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