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私は名詞?それとも動詞?

”私”を名詞ではなく、動詞で捉えてみる。

1月7日に開催したオンライン坐禅会『おうちで坐禅会』の後、坐禅指導をしていだたいた夢鏡さんからそんな話を伺いました。

私を動詞で捉えるという考えは、禅の考え方にもアメリカ先住民の考え方の中にも共通してあるようです。

”私”は動詞じゃなくて名詞でしょ。
そんな風に僕最初は意味がわかりませんでしたが、話を聞いてみると確かにそう捉えてみるとふっと心と身体が自由になる感じがしました。

”私”の名詞形はそのまま”私”。状態として表すならば、「私でいる」ことです。

同様に”私”を動詞形にしてみると「私をする」ということになります。

私は私をしている。ここに自分の名前を入れてみると、なんだか不思議な感じがします。僕の場合だと、清水裕貴をしていることになります。

私は私をしているのだとすれば、じゃあ、私をしているのは誰?というすごい深そうな問いが生まれます。

この問いは禅的な感じがして、答えは分かりません。でも、私は私をしていると捉えると今の自分に縛られなくていい感じがしないでしょうか。

私を名詞で捉えると、私というものがあると感じますが、私を動詞で捉えると、私という決まったものはないと思えます。

私を名詞で捉えると、変わらないものがあるように感じますが、私を動詞で捉えると、私は常に変化している感じがします。

私を名詞で捉えると、私らしさにこだわりが出ますが、私を動詞で捉えると、私らしさはもっと自由なものだと思えます。

私を名詞と動詞のどちらで捉えるか。

僕はこの話を聞いて、少しこだわりが減ったり、自由度が上がる気がするので動詞で捉えてみようかなと思いました。

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