マインドフルなヨガとは?ヨガとマインドフルネスの関係
こんにちは。
マインドフルネスコーチ 清水裕貴です。
僕はヨガを初めて約10年になりますが、
マインドフルネスを深く学び始めたのは
1年ほど前からになります。
瞑想や坐禅は、日課になっていたものの
なぜかマインドフルネスという言葉の響きから
流行に流されるような感じがしてスルーしていました。
それが、どうやら自分の興味のあるヨガのスタイルや
瞑想、坐禅などがマインドフルネスそのものだったことに気づき
今は、マインドフルネスとして位置付けるようになりました。
今回、自分自身の整理も兼ねて
ヨガとマインドフルネスの関係についてまとめてみました。
僕のようにヨガの経験はあるけど、
マインドフルネスのことはあまり知らない方や
耳にはするけどよくわからない方に
ヨガとマインドフルネスのつながりと違いが
ざっくりと伝わると嬉しいと思っています。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスは、マサチューセッツ大学のジョン・カバットジン教授によって開発されたマインドフルネスストレス低減法という手法が源流とされています。
このマインドフルネスストレス低減法は、瞑想、ヨガ、ボディスキャンなどのテクニックと仏教の禅の思想をベースにした認知療法の手法です
現在は、マインドフルネスを推進する協会や団体が増えて
マインドフルネスストレス低減法をベースに
マインドフルな心や身体の状態に導くプログラムとしてマインドフルネスという表現で使われています。
つまり、ヨガとマインドフルネスの関係という意味では、
マインドフルネスの技法の一つにヨガがあるという位置付けです。
マインドフルネスの言葉の定義
ヨガとマインドフルネスの関係を理解する時に、マインドフルネスという言葉の定義がはっきりしておくと分かりやすくなると感じています。
書籍やネット上の解説などでは、
マインドフルネスという言葉が、2つの使い方で使われています。
1つは、マインドフルネスというテクニック、手法の名前として使われている場合。
もう一つは、マインドフルネスという状態を指す意味で使われている場合です。
ここでは、前者をマインドフルネス、後者はマインドフルな状態と書くことにしますね。
さて、言葉の定義をした上で、ヨガとマインドフルネスのつながりの話を進めますね。
マインドフルネスは、マインドフルな心の状態に導くテクニックということになります。
このマインドフルな心の状態に必要なのが、”今ここ”に意識を向けることと”ありのまま”を認めるという要素です。
つまり、マインドフルな心の状態を目指すヨガは、マインドフルネスの一部と言えるということです。
まとめると
マインドフルネスの中に、ヨガの技法が含まれている。
ということになります。
ヨガとマインドフルネスの違いは?
じゃあ、ヨガとマインドフルネスは何が違うのか?
これは、ヨガの目的やスタイル次第かと思います。
フィットネスクラブなどで行われている美容や身体機能の向上を目的としたヨガとマインドフルネスは全く別のものと言えます。
なぜなら、マインドフルネスは変化や成長は結果として起こるもので、あくまで今の自分や世界との向き合い方を整えていく方法だからです。
一方で、瞑想などにより”今ここ”や”ありのまま”を感じ取りながらマインドフルな心の状態を重視するヨガは、マインドフルネスと同じと考えています。
以上をまとめると、
ヨガ=マインドフルネスではないものの
マインドフルな心の状態にフォーカスするヨガであれば、
それはマインドフルネスの一つと言える。
同じものだけど、同じじゃない。
みたいな分かりにくい説明になってしまったかもしれませんが
ヨガとマインドフルネスの関係性がざっくりとでも伝わったでしょうか?
いつものヨガも
ポーズの完成度より”今ここ”と”ありのまま”を感じること
を大切にしてみるものいかがでしょうか。
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