見出し画像

旅🚌と本📕


これから旅に出る。

さっきバスに乗ってこれから約13時間。
そして電車に乗り換えてさらに2時間。
ようやく目的地に辿り着く長旅だ。

そんな
移動時間が多い旅だからこそ本を持っていく。

持っていくのは、
伊坂幸太郎さんの逆ソクラテス

なぜこの本を選んだのか?
失礼かもしれないが、特に意味はない。
ただ発売された時からずっと気になっていたのは事実で、さっき本屋で文庫本となってるのを見つけてこれに決めた。

思い返せば、本を読み始めるきっかけに
なったのも旅に本を持って行ったことだった。

あれは20歳の成人式を終えた頃。
なんだか急に旅に出たくなった。

目的は特にない。
ただ青春18きっぷで西から東へ
見たいもの、行きたいところをゆっくりと
一人で旅をした。

青春18きっぷは
とにかく移動時間が長い旅になる。
新幹線や特急列車を使えないから各駅停車の
普通列車がほとんどだ。

そんな移動時間はとにかく暇。
どうにかして時間をつぶす方法を考えて、
思いついたのが本を読むことだった。

そんな思いつきで、
それまで本なんて買ったことのなかった
僕は本を買って、旅に出た。

長い移動時間は景色を眺めたり、
考え事をしながら暇を見つけては、本を読む。

かなり長い時間列車に揺られていたはずが、
それがまったく苦にならなかった。
なんなら移動時間のほうが楽しいとさえ、
感じてしまうくらいの旅になった。

一緒に旅をしたあの本があったから
今の僕は読書の虜になっている。

あれから約6年。
こんなに長時間移動する旅はなかった。

なんだかあの旅と自分が本を読むきっかけを
思い出したからこんなnoteを書いてみました。

この本と旅したことも
またいつか思い出すんだろうなぁ〜〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?