雪を食べる

夜、雪を食べた。
窓から、垣根に積もった雪をとり
頬張った。
飴をなめた口の中が
冷えて
潤った。
甘くなった口に雪を噛んだ
もっと食べたいと思い、
三度、四度、床子を開け、窓を開けて、
垣根から雪をとって
食べた。
一瞬、眼が醒めたが
眠ろうと思った。

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