暗黙知の次元 言語から非言語へ

「暗黙知の次元」はマイケル・ポランニー著の書名。ポランニーはハンガリー出身のユダヤ系ハンガリー人物理化学者・社会科学者・科学哲学者。現在の社会に溶け込んだ意味では、暗黙知(あんもくち)とは、経験や勘に基づく知識で、簡単に言葉で説明できない知識のことです。経験知とも呼ばれます。
ここでオリジナルのポランニーに戻ると、
「実は、知覚の構造は、知覚以外のすべての知識の理解に光を投げかけるのである。対象を知覚するときには、我々の身体がそれに参加する。それゆえ、我々の身体は、身体の外部にあるいかなる事物を知ることにも参加しているのである。それだけではなく、我々は身体を世界へ拡張し続けるのであった」。
ここまで、理解可能と思う。続きを書くと、
「つまり我々は、対象を構成している諸細目の集まりを統合して、対象を一つのまとまった存在として理解するが、そのとき我々は、それら諸細目の集合を身体に同化させることによって、身体を世界へと拡大させつづけているのである」。
と言う。続く。

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