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人は善意の生き物です

社会に役立って繁盛する会社にするにはメンバーの心の持ち方が大切です。

人は善意の生き物です

多くの人にとって大切なものは仕事のやりがい、働き甲斐です。給料の高い会社にメンバーが定着し、反対に給料が少しでも安かったら離職率が高まるかと言えば必ずしもそうではなく逆の場合もあります。要は個人としての存在価値がそこにあるかどうかです。

人間は本来善の生き物です。責任ある仕事を任せられると自然に仕事にやりがいを感じ、自主的に仕事をするようになるという本質を持っています。人はこうありたい、ああありたいと思っているほうが心理的に安定していて仕事においても際限なく何かを求めようとします。その心境が『自己実現』を目指す事につながります。

自分を啓発する力は誰もが秘めています。それを引き出させるきっかけがそこに在るかどうか。重要なのは個人と環境のマッチングです。自分が責任を任されて成果を出していける環境が自己啓発力を引き出します。

好意の返報性

人気者になる事を考える前に先ずはあなたの周りにいる人気者を思い出しましょう。彼らの中に『なぜか人気者』と言う人が居ないでしょうか。容姿がいいわけではない。取り立てて話が面白いわけでもない。仕事が出来るわけでもない。それなのに皆から愛されている人です。

一見すると彼らには人を惹きつけるような魅力は何もない。しかし彼らは強力な武器を持っています。それは『とにかく人が好き』という武器です。

例えばあなたが誰かの事を好きになれば、その好意はそのままあなたに還ってきます。人好きのする人気者は純粋に皆の事が好きだから皆から好かれているのです。これは『行為の返報性』と呼ばれています。

そう言えば小学生の頃、それまで意識した事が無かった女の子から告白されてドキドキした事がありました。そして次の日からその子が気になって結局その子が好きになってしまいました。これは好意の返報性です。私達は好きになられると多くの場合その人の事をを好きになってしまいます。

一隅を照らす

仕事では誰もがそれぞれ『一隅を照らす』存在です。『一隅を照らす』という志が仕事全体を明るくして、お客様や働く仲間の喜びを作り出します。更にその志を基にサービスや商品が社会に受け入れられて具体化します。そして仕事に関わる人に喜んでもらう事が自分の喜びになります。

その為にはお客様志向の小さな行動も大切です。例えば電話を早く取る。それだけでもお客様はひとつの安心感を持って下さいます。意識が高まるに越したことはありませんがそれは後からでも構いません。

その前に行動が必要です。例えば武道や華道など伝統的な習い事は全て型から入ります。意識から入るものはありません。我々凡人は小さな行動を積み重ねる事で自然と意識が高まっていきます。

小さな事をきちんとやる。まずそれだけでいい。社員の意識教育から入って成功した会社はありません。初めに変えないといけないのは行動です。小さな行動ができる会社の社員はキビキビと動き、生き生きとしています。

そのような会社は必ず成長します。頭で考えてばかりいる人は後ろ向きで、できない理由ばかり考えがちです。お客様は理屈を求めている分けではありません。意識より行動を変える事が大事です。

パミール高原にて


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