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foriioはじめてのクラウドファンディング、なぜ今、企画展をやらなきゃだめなのか。

あと8日。

これを書いている今、朝の3時。

今こんな時間にこれを書いているのは、我武者羅だから。

来月の29日から3日間開催されるforiio初めての企画展
「私はこんな仕事がしたい展」
この企画のためのクラウドファンディングの事、企画展の事、イベントのことをただずっと考えている。

「今やることじゃなくない?」

そう、起業家の友人に言われた。僕らまだまだ超初期のスタートアップがなんで基本赤字の企画展なんてやるの?

イベントごとは赤字が基本だ。あのニコニコ超会議だって赤字垂れ流し案件だって聞いた事がある。

そのイベントにかかるコストに見合うだけの効果は得られるのか?

株主から問い詰められれば…出てくる答えはYESじゃないかもしれない。

僕自身、スタートアップが行うパーティーごとは正直「嫌い」だ。

今年のはじめにも実はサービスの正式ローンチを記念したパーティーをやろうという案が出たけど、僕は即うやむやにした。

「スタートアップのやるパーティー嫌いなんですよね、意味ないから。」
って。

これには、ちょっとしたトラウマがあって。

2011年の後半、僕が23歳の時、当時同世代のスタートアップの中で一際目立ってたいた会社があった。当時の投資家・VCも、僕ら起業側もみんな注目していて、彼らの資金調達のニュースをみてTechCrunchに登壇してるを見て、どう彼らが動いていくのかに注目していた。

その時に彼らが開いたサービスのローンチパーティーがあった。

そこに参加した時に、すごい大学生が派手にやったクラブイベントみたいな感じがあったんだけど、でも同時に当時公開されて間もなかった「Social Network」ぽさがすごい出てて、ここに集まっている人の誰かは数年後には成功者になっているんだろなぁってちょっと浮いた気持ちになった。なんか歴史的瞬間に立ち会っているみたいに。まぁある意味そうだったと思う。あれはあの時のブームの一つの到達点だったと思う。実際にその後わかりやすく成功した人も数人いると思うし。

だけど、その後そのサービスの名前がメディアを賑わすことはなかった。投資家の人達の学生起業家・若手起業家を見る目は変わったなと思ったし、その時の調達額が一種僕らの世代の起業家にとっては天井みたいなものになったと思う。

そして、その時々で同じように最初のローンチを大きく祝い消えていくサービスや会社を何度も目にした。

その度に「何をローンチに祝うことがあるのか。」と思うようになった。

ローンチというのは決戦前夜みたいなもんだ、こうやって世の中に出したものが使われるのか、見向きされずAWSの海の中に藻屑になってきえていくのか。その大勝負にパーティーをして浮かれる要素なんて一つもない。たぶんシリアル泥水すする起業家なら誰でもそう思っているはずだ。

じゃぁ、なぜそんな僕らが企画展というイベント毎をやろうとしているんだよ?

「今やることじゃなくない?」

ごもっとも、僕らがスタートアップとしてやるべきことはたくさんある。イベントをやらずに集中した方があるか?もちろんある。しかもそっちだって気を緩められない重要なことだ。会社の存続やこれからが掛かっている「売上げ」だ。

僕らforiioの存在意義は「個のクリエイターエンパワーメント」だ。

それができないなら、今すぐ会社を畳んでやる。ピボットなんてない。
その位大真面目に僕らはクリエイターの働き方を大きく変えていくことに賭けてる。

その思いで創業時からずっとやってきてわかったことはある。

クリエイターは今、働きたがっている。

クリエイターは今、繋がりたかっている。

組織ではなく、コミュニティを求めている。

より彼らの人生を豊かにする機会を求めている。

僕もフリーでアートディレクター・デザイナーとして動いていたからわかる。営業マンではない僕らは自然に出会える場が欲しいのだ。

僕らの事業はまだまだ開拓すべき未踏の地が目の前に広がっていて、foriioもポートフォリオサービスでは留まらないサービスだ。クリエイターが求めている場所やコミュニティの提供もしていきたいし、もう既に始まっているがforiio matchという形でプロジェクトをお繋ぎすることもしている。

でも、それを知ってもらう場所が必要だ。

僕たちウェブサービスやアプリの提供会社は「基本はアプリなんでしょ?」と思われがちだ。

だけど、違う。

僕らはリアルな場でも人を繋げたいし、ギャラリーだって、店舗だって、どこにだって出て行ってクリエイターの「あなた」がもっと知ってもらえるきっかけを提供したい。

僕らは、僕らの存在価値を証明できなければ、来年にはいなくなっている存在だ。それがスタートアップの宿命だ。来年にはいなくなっている存在。それがスタートアップの宿命だ。

だから僕らは毎日命削って、クリエイターの生き方の前に進めようともがくし、寝る間も惜しんでなんでもやる。記事の数が必要なら何千本だって書いてやる。そんなの全然やるよ。

そのくらいに、今みなさんにみせられる可能性の限りをやれる時にやらなくちゃいけない。

だから、みなさんがやりたい「仕事」を、多くの人に知ってもらうきっかけを、僕らが今後「リアルな場所」にも進んでいくという「本気のきもち」を見てもらいたくて「今」やるんです。

でも、本気な僕らだけじゃ僕らの世界は変わらなくて、
本気で変わりたいみんなの本気も分けて欲しくての、
この、foriioとあなたのクラウドファウンディングなんです。

あと、8日。

あなたの本気を、サポートという形でforiioにわけてください。どうかおねがいします。


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