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雪 見

写真と俳句 その三十二

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いざ行む 雪見にころぶ 所まで 芭蕉

「笈の小文」より
貞亨四年十二月三日(1687年)
尾張の門人 夕道 (書肆である風月堂孫助 )亭 にて
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尾張名所図会 前編 巻1
愛智郡
岡田啓(文園),野口道直(梅居) 著 
明治十三年出版
国立国会図書館デジタルコレクションより (保護期間満了)


書林風月と聞きしその名もやさしく覚えて、しばし立ち寄りて休らふほどに、雪の降り出でければ

いざ出でむ 雪見にころぶ 所まで *ばせを
丁卯臘月初、夕道何某に贈る

真蹟懐紙
芭蕉翁雪見の一軸
貞亨四年十二月初め
(*ばせを(芭蕉))
この真蹟は、風月堂孫助が秘蔵していたそうです

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いざさらば 雪見にころぶ 所まで ばせを(芭蕉) 
「三冊子」 赤冊子 土芳著 より
貞享四年

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さて、この三句、上から順につくられたようですが、どちらがお好みでしょうか。


尾張名所図会 前編 巻1
愛智郡
岡田啓(文園),野口道直(梅居) 著
 明治十三年出版
国立国会図書館デジタルコレクションより (保護期間満了)






手をとめて眺るは 雪見障子よ ひろゐ (広在)



2022.01.06


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