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古き良き時代の菓子職人

どうも、クロフネです。

今日は僕が最も深く
関わってきた

昭和の菓子職人について。

もう亡くなってます。
おそらく戦争を経験しているでしょう。

社長でした。
経営者とは思えない

根っからガンコ職人

元々和菓子から入り洋菓子なんて
わずかしかなかった時代に
洋菓子を始めたそうです。

この時代の人は寝ないで働く。

職場に長くいれば良い仕事。

細かいことを黙々とやる。

なんかえらそう。

今ならネットで袋叩きですね。
昔はOKだったんです。

和菓子職人だったこともあり
手先は器用で
繊細な仕事が得意でした。

色彩感覚も良かったと思います。

色彩感覚に障害を抱える僕は
よくいじられました。

良いところも多くあります。

材料を大事にする。
ようするにケチ。

あきらめない姿勢。
おそらくメンタルは鍛えられたと思います。

人を喜ばせるのが好き。

必要以上にオシャレ。

昔は日活の俳優さんぐらいイケメン。

こんな人でした。

全国洋菓子協会の会長集まりで
全国洋菓子協会連合会という組織の
ボスにもなりました。

この時は身体はボロボロ。
脳卒中もなりました。
呼吸もうまく出来なくて
酸素ボンベ引いてました。

それで全国を回る。

さすがに凄さを感じましたね。

無報酬でここまでやる。
きっと後世のためだったと思います。

自分のことは後回しで
人のために働く姿勢も少し学びました。

葬儀に多くの方がいらして
ちょっと感動しました。

ギバーでありテイカーでもあった人ですが
最後はギバーだったように感じます。

今の時代には中々いない
男気あふれる職人

そういえば天皇陛下に勲章もらいましたね。

こんな天然記念物みたいな人と
8年弱一緒にいれたことを
今では感謝しています。

パティシエは新時代に対応できなければ
衰退します。
未来を創造して
このクソジジイが残した
古くさい職人魂を発展させたい。
と思うクロフネでした。

今日はこれでおしまい。

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