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ゴルフレッスンの無力感


日本のゴルフ界における一般的なレッスンとは?

ティーチングである。(ここで言う、ティーチングの定義は、伝えることのみとする。)

はじめに言うと、ティーチングだけで上手くなるのは不可能に近い。

例えば学校の授業を想像してほしい。
授業をみんな受けていてもそれぞれ点数は違う。

要するに知識を得た後に、
自分の努力が成長には必要不可欠であると言うことがよく分かる。

なので、1番の近道は自ら自発的に考え行動し、練習する。
その地道な繰り返しがとても重要。

これが、私が考えるレッスンの本質であり、
無力感を覚える1つでもある。

他にも無力感を感じることはある。
例えば、
⚫︎自分の経験に基づき、その人の持つ言語化力(ボキャブラリー)とコミュニケーション能力のみで伝えてしまっていること。(同じことを伝えたいのに、人によって言い方や例えがまるで違う。)
⚫︎前提として感覚を言語化している以上、その言葉が分かりやすいか、そうでないかは関係なく、自分がスイングした時の感覚とは違うこと。
⚫︎教えているという、先生と生徒の関係性が強すぎること。(自発性が伸びない)
⚫︎意識しろ!と言いすぎて、筋連動が起きずリズムがなくなっている問題があること。(ダンスのように滑らかな動きができない。なので本来は無意識で打てることを目指すべき)

など。
そして、あと2つ無力感になる時がある。

それは、
⚫︎お金と時間をかけても、
目標を達成できると断言できないところだ。

絶対こうなります!と、言うのは簡単で、
そこにはお互いが同じ熱量を持って、その課題に取り組む関係性が必要だと僕は感じる。

それでもゴルフというのは、上手くいかない時もあれば、上手くいくときもあるものなのだ。

なので、最後まで責任が取れない。

プレーするのは本人だし、やはり最終的に決めるのも本人。

人のせいにできないスポーツなので、レッスンというのは、
ある種、習ったのにダメだったという、
他人のせいにして自分からの逃げ道にもなる。

そうはして欲しくないのだが、
上手くなりたい=レッスンという、ビジネスモデル上の構造がネックとなっている。

そして、みんなすぐ効く薬を欲しがる。(そんなものは存在しない。一時的に効果が出る人もいるが、長くは続かない。体調と同じで調子には波があるからだ。)


もう一つは、
⚫︎インターネットとYouTubeでの無料コンテンツの充実

このおかげで、世界中の有名な選手やレッスンプロの動画や知識に無料でたどり着けることができるようになったこと。

なので、無償で有益な情報を手に入れることが可能になった現代において、情報の価値は下がり、誰が教えてるかが重要になってきたように感じる。

あの片山慎吾プロもYouTubeを始めた。
めちゃくちゃ本質をついていて、とても参考になる。流石一流。

この動画を無料で見れるのであれば、僕のレッスン(情報提供)はいらない。
なぜなら、お金を頂いても全く同じ内容になってしまうからだ。

それに早く気づいて欲しい。


長くなりましたが、
まとめると、
今後の日本のゴルフレッスン界に必要なのは、

⚫︎お客様の課題を解決できるサポーター(コーチングができるプロ)を増やし、卒業制にすること。(解決できないのにお金を払い続けることは、役割を果たせてないばかりか、おかしな話だから)

⚫︎卒業後もその人と関わりたいのであれば、
ファンクラブとしてその人と関わり続ける仕組みをゴルフ界も導入すること。(既存のビジネスモデルがあるので、これはすぐできるはず。)


このビジネスモデルを作ることができたら、
長い物に巻かれるのではなく、実力主義で戦えて、
多くの若者が輝けるフィールドができると思います。

既得権益を守るのは自由ですが、
時代に合わせたビジネスモデルのアップクレードが必要な業種だと感じております。



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